2015年5月26日(火)付

震災体験者に教訓学ぶ 東京の中学生白馬で学習会

 白馬村に体験学習で訪れていた、東京都の武蔵野市立第三中学校は24日、神城断層地震の学習会をエスカルプラザで開いた。1年生112人が被災地への理解を深め災害に備えようと、震災体験者らに被害の様子や防災への教訓などを学んだ。
 学習会は村総務課の吉田久夫課長と被災者の中村純子さん、震災を取材した本紙記者の3人を講師に、それぞれの目線から被災者救出の様子や復興への取り組みなどを写真を交えて紹介。一人の犠牲者もでなかった背景として、中村さんが農村ならではの住民同士のつながりを強調した。
被災地の文化財復旧に 長野の業者重機無償貸与

 長野市の建機業者の前田製作所(土屋俊一代表取締役)は21日、神城断層地震で大きな被害を受けた小谷村に、被災地で倒れた石仏や石塔など文化財を起こすための重機1台を無償貸与した。震災では地域の人々の信仰のよりどころとなっている文化財も、倒れたもの、台石からずれたもの、傾いたものなどが多数あった。人力で起こすのが困難なものが多く、半年が過ぎても震災当時のまま倒れているのが多いという。村では貴重な文化財を保全するために同社に貸与を打診、快諾を得た。本格的な冬を迎える前の11月末まで貸与されるといい、文化財保全の強力な助っ人として期待が寄せられている。
自身の記録に挑戦 大町で中学生陸上大会

 「第7回大北中学生陸上大会」(大北陸上競技協会主催)が23日、大町市運動公園陸上競技場で開かれた。陸上競技に取り組む大北地域の中学生約160人が参加し、自身の記録に挑戦した。
 競技は、男女それぞれ100bリレーやハードル、1500b走などのトラック部門、走り幅跳びや砲丸投げなどのフィールド部門が行われた。
 ウォーミングアップを終えた選手は、日ごろの練習成果を存分に発揮し、力強い走りや跳躍をみせていた。
力強くプレー 16チーム 大町市で 小学生女子ソフト県大会

 第29回全日本小学生女子ソフトボール長野県大会が23、24の両日、大町市平運動場や運動公園多目的広場で行われた。長野市や茅野市など県内各地から、16チームが出場し、大町の地で熱戦を繰り広げた。
 同大会は毎年大町市で開催。県ソフトボール協会に加盟する小学生チームがトーナメント戦で争っている。優勝チームは7月末から富山県で開く全日本大会にコマを進める。
スポーツで交流絆深める 大町市内各地区で球技大会

 大町市内各地区で球技大会のシーズンが始まっている。分館別の隣近所でチームを組むなど、住民同士がスポーツを通じて絆を深め合っている。
 社地区球技大会(地区公民館主催)は24日に開会し、初日はやしろ公園運動場でソフトボール、大町東小学校体育館でソフトバレーを行った。ソフトボールは市民スポーツ祭への出場権をかけて5チームがトーナメントで戦った。さわやかな好天に恵まれた会場には選手の家族も応援に訪れ、「お父さん頑張って」などと盛んに声援を送っていた。
山肌に広がる白い花 池田町陸郷 アカシア見ごろ

 池田町陸郷地区の観光農園「夢農場」周辺で、アカシアの花が見ごろを迎えている。山肌に広がる白い花と辺りをただよう甘い香りが、観光客や住民を目と鼻で楽しませている。見ごろは6月上旬まで続きそうだ。
 同農場によるとアカシアの木は、国が山間部の地すべり対策で定植したもの。ことしは天候に恵まれ、例年と比べて開花状況が良いという。
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