2015年5月29日(金)付

歴史的建造物を記録に 小谷 被災古民家解体前に調査

 昨年11月に発生した神城断層地震で大きな被害を受けた小谷村中土地区で26、27の両日、「被災建物・史料救援ネット/長野被災建物・史料救援ネット」による、解体予定の古民家や土蔵の調査が行われた。
 同団体は災害被災地で危機的状況に置かれた歴史的建造物・民俗資料の記録の救出を行う市民団体。
 神城断層地震では震災発生以来、解体の危機にひんした建造物の調査活動を続けてきた。
Tシャツ販売義援金に 白馬メディア被災の2村へ

 白馬村の介護老人保健施設・白馬しろうまメディアは28日、チャリティーTシャツを販売して集めた義援金計8万4179円を神城断層地震で被災した白馬村と小谷村に届けた。
 同施設は被災した高齢者を受け入れるなどの支援に取り組んできた。さらに地域の被災者の力になりたいと、4月に開設記念祭「えべえべ祭」を実施する際に、テーマを「希望・愛・ふるさと」と題して、実行委員会でチャリティーTシャツを作成し、来場者や職員らに112枚を販売した。売上金を案分し、白馬村に4万2179円、小谷村に4万2000円を贈った。
聴覚障害者の苦労知る 松川 小・中生ボラ教室開講

 松川村社会福祉協議会の小・中学生ボランティア教室がこのほど、同村のゆうあい館で始まった。初回は小学生4人が参加し、開講式の後の手話教室では、聴覚障害者の暮らしや苦労について真剣なまなざしで学んでいた。
 ボランティア体験を通して子どもたちに奉仕の心を育んでもらおうと、村社協が毎年開いている。3月までおおむね月1回のペースで手話を学び、アイマスク、車いす、非常食作りなど体験会の他、障害者や高齢者のイベントにも手伝いで参加する。
花植え上手にできたよ 栄寿会とくるみ保3世代交流 大町市

 大町市栄町の老人クラブ「栄寿会(鷲澤徳司会長)」はこのほど、同地区内にあるくるみ保育園(青島美どり園長)の年長児とともに花植えを行った。地域のお年寄り23人と16人の園児が協力して作業を行い、写真撮影やプレゼント交換などで交流した。
 花植えは同老人クラブが地域の3世代交流の一環として「きらり輝く協働のまちづくり事業」の助成金を利用して実施する。ことしは約550ポットの赤・ピンクのベゴニアやマリーゴールドを180個のプランターに植えた。プランターは同園に隣接する大原団地集会所周辺を飾る。
多彩なイベント楽しんで 信濃大町まつり6月6日に

 まちなかイベントや東京ディズニーリゾートスペシャルパレードなど多彩な催しの「信濃大町まつり」が6月6日、市街地で開かれる。
 まちなか会場では、午後1時から地元のゆるキャラが集合。大町第一、仁科台の両中学校吹奏楽部演奏(1時半)や、妖怪ウォッチショー(2時半)が行われる。JR信濃大町駅前では、街中を巡りクイズに回答し、豪華景品が当たる○×クイズ「信濃大町ウルトラクイズ」(クイズ開始は午前9時、抽選会は午後3時10分から)、妖怪ウォッチショー(1時から)、FM長野でパーソナリティーを務めるなるみさんのライブ(1時40分)が行われる。
35周年に向け準備 県スキー連盟OB会が総会
 県スキー連盟OB会(猪股茂会長・会員約400人)の平成27年度総会が25日、大町温泉郷の黒部観光ホテルで開かれた。来年度のOB会発足35周年に向け意見を交わし、スキー界発展のために結束を新たにした。
 総会には県内各地から約60人が出席。今年度事業計画など決め、35周年に向けた記念事業の検討準備を進めるとした。
 スキー連盟に対する30万円の寄付もあり選手強化を求めた。同会功労者表彰もあった。
 総会後の懇親会では、スキーマスターズ音頭を合唱するなど盛り上がりを見せた。
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