2015年6月19日(金)付

白馬高校存続を決定 全国募集へ国際観光科設置

 県教育委員会は18日、定例会を開き、白馬村の白馬高校に28年度4月から全国募集の「国際観光科」を新たに設置することを決定し、同校の存続が正式に決まった。19日、白馬村・小谷村と県教委、県の4者で協定を調印し、運営に向かう。
 国際観光科は国際コースと観光コースに分かれ、国際観光分野で活躍できる人材や観光知識を深く理解する人材を育成する。コミュニティースクールを導入し、高校では県内初となる学校運営協議会を村と県で設置し運営する。
被災の村緑化復興願い オープンガーデンオブ信州 白馬に義援金

 長野県を中心とした花と庭を通じて交流する愛好家組織「オープンガーデンオブ信州」(稲葉典子会長)はこのほど、神城断層地震で被災した白馬村の緑化復興を願い、同村の有志でつくる白馬花物語実行委員会(柏原孝至会長)に、義援金8万円を贈った。
 オープンガーデンオブ信州は「花と緑で信州を美しく彩ろう」を合言葉に花づくり愛好家が集い、花の知識を学びながら庭造りを行い、自宅の庭を公開しあう活動を展開。
天然雪で熟成生ワイン 道の駅おたりが限定発売

 小谷村の道の駅おたりが、栂池高原スキー場ゲレンデ内で、雪の中に埋めて熟成させてきた生ワイン「氷雪熟成生にごり・栂の森」が、同施設で限定発売を開始した。
 しぼりたての日本酒を雪の中で熟成させる製法を、洋酒にも生かそうと行われている取り組み。塩尻市のワイナリーで仕込んだ無ろ過の赤・白ワインを、天然雪の雪室で熟成。地産地消を代表する、この時期ならではの限定品として定着した。
優勝目指し9チーム熱戦 池田ママさんバレーリーグ開幕

 第26回池田町ママさんバレーボールリーグ戦大会(池田町など主催、大糸タイムス社など後援)はこのほど、町総合体育館で開幕した。各地区から出場した9チーム120人がチームワークを発揮し、優勝を目指して熱戦を展開する。
多様な質感を表現 いーずら 和紙絵画展23日まで

 大町市仁科町のギャラリー・いーずらで23日まで「第14回浩和会 和紙絵画展」を開催中。日本和紙絵画芸術協会講師の横澤和子さんが教える生徒たちが、1年間に手がけた作品37点を展示した。
 厚みや風合いの異なる和紙を、水を含ませた細筆や鉄筆などさまざまな手法でちぎることで多様な質感を表現する。立体的に浮き上がるような桜並木や、穂の一本一本が際立つススキなど、優しい中にも印象的な個性が光る和紙絵画が勢ぞろいした。
土砂災害への備え実践 大町 海の口崩沢で防災訓練

 大町市や大町建設事務所など関係機関は14日、土砂災害に備えた実践的な訓練を同市平海の口の崩沢地区で実施した。行政や消防団、地域住民ら70人余が参加し、高齢化と災害に直面する地域で土砂災害の発生した際の避難警備体制を確認した。
 訓練は崩沢農業生活改善センターで行われ、梅雨前線による集中豪雨が発生し、建物が半壊する土石流や国道への土砂流出が発生した設定で行われた。関係機関が、時系列で発災や警戒情報を共有する情報伝達の訓練が行われた。地域に避難勧告を発令し、住民ら約40人が実際に避難した。
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