2015年7月1日(水)付

大町総合病院新棟が完成 被災者収用施設など機能充実

 大町市の市立大町総合病院が建設していた被災者収容施設を兼ね備えた新棟が完成した。多数傷病者受け入れ施設や健診機能をワンフロアに集約した健診センターなどからなる新棟が加わり、充実した病院機能が整う中、大町総合病院は再出発を切った。
 30日の施設見学には多くの市民が足を運び、生まれ変わった病院の姿に期待を寄せた。病院開設者の牛越徹市長は「地域に根ざした医療拠点として、多くの市民の役にたつ施設づくりをさらに進める」と話した。
おおまぴょん「いいね!」 1000突破でキャンペーン

 大町市のキャラクター「おおまぴょん」の公式Facebook(フェイスブック)ページの「いいね!」が1000を突破した。市は「日ごろおおまぴょんを支えてくれる方に感謝し、さらにファンを広げたい」と、おおまぴょんグッズが抽選で当たる記念キャンペーンを7月8日まで実施している。
戦後70年の節目に復活 白馬、小谷で国民平和大行進
 核兵器の廃絶と平和を願い徒歩でパレードする「国民平和大行進」が30日、大北入りし、戦後70年の年に小谷村と白馬村で数十年ぶりに実施された。両村で延べ約110人が、原水爆の廃絶や「戦争法案」反対など平和への願いを訴え歩き、1日の大町市〜松川村〜池田町へ引き継いだ。
 白馬村では、村役場前で出発集会が行われ、約60人が集った。参加者は横断幕を先頭に、核廃絶や平和を訴えるのぼりや看板を掲げてパレードに出発。グリーンスポーツの森までの国道148号を歩き、「平和を守れ」とシュプレヒコールで訴えた。
 両村では昭和50年代ころまで行われていたが、近年では大町市からの行進に参加。戦後70年の節目に強く平和を訴えたいと、復活した。
築150年の古民家観光に活用 池田町の大雪渓で曳家作業

 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)で6月29日から、築約150年の古民家をそのままの姿で移動する、「曳家ひきや」の作業が行われている。敷地内に建つ歴史ある建造物を新たな基礎の上に移して免震化を図り、観光や住民交流の場として改修する。
地域防災力向上に新倉庫 松川村鼠穴赤い羽根♀用

 松川村の鼠穴自主防災会(川口豊隆会長)はことし、防災用品を保管する倉庫を地区公民館に新設した。災害に強い地域づくりにつなげようと、赤い羽根共同募金の「安心・安全なまちづくり活動支援配分」制度を活用した。
健康長寿祝うおもてなし 大町市の社地区敬老会

 大町市社地区敬老会(同実行委員会主催)が6月28日、大町温泉郷の黒部観光ホテルで開かれた。75歳以上の地区住民ら約140人を招き、歌のステージや料理などでもてなし、健康と長寿を祝った。
 ステージには地元どんぐり保育園の園児や大町東小学校の児童らが出演し、日ごろ練習してきた歌や「お遊戯」を披露した。子どもたちが法被に身を包み元気に歌い踊る姿に、お年寄りたちが手拍子を打ち顔をほころばせていた。
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