2015年7月11日(土)付

囲碁少年が躍進 大町 初出場で優勝県代表に

 大町市のアルプス囲碁村推進協議会(宮尾永会長)の子ども教室で習う大町西小学校4年生の北澤明良大あらた君、川上真優まひろ君、栗原蓮太郎君は、小学生囲碁団体戦県代表として、東京の日本棋院で8月2、3の両日開催される全国大会に初めて出場する。力をあわせつかんだ全国に「一つでも多く勝ちたい」と声をそろえ大舞台を前に心躍らせる。
 3人は、大町西小学校チームとして、松本市で4日に開催した第12回小中学生囲碁団体戦県代表選抜大会小学生の部に初出場し、初優勝を成し遂げた。
アジサイに復興の願い 白馬 三日市場、堀之内で見ごろ

 神城断層地震で被災した白馬村三日市場と堀之内地区で、アジサイが見ごろを迎えている。震災に負けず、梅雨空の中で鮮やかに力強く咲き誇る花々の美しさに、地域住民らが復興への思いを重ねている。
 両地区は村内の「花の里づくり推進委員会」による、来訪者や地域住民が安らぎと癒やしを感じることができる地域づくりの活動に賛同。集落総出でアジサイの里づくりに取り組み、花による地域活性化をめざし活動を続けてきた。
7・11豪雨災害から20年 小谷でパネル展12日にシンポも

 姫川流域を襲った平成7年の「7・11豪雨災害」から、11日で20年の節目を迎える。小谷村役場の廊下には、当時の記録写真がパネルで展示されている。地域の防災力を高めるために被災の記憶を継承する。12日にはシンポジウムを開く。
 確率200年超と言われる総雨量573_の梅雨前線による記録的な集中豪雨で発生した災害。急峻で脆弱な地形から、河川の氾濫や崩落、土石流が発生。国道148号やJR大糸線などが壊滅的な打撃を受け、住宅35棟が全半壊した。一方、村民の適切な避難行動で、犠牲者ゼロと人的被害は最小にとどめた。
 展示は約80枚のパネルや広報の記事などで、一階が泥で埋まった商店や川に流された住宅、アスファルトがめくれ寸断された道路など、当時の様子が生々しく伝えられている。
自転車の改正道交法周知 大町署と池松安協が街頭啓発

 大町署と池田松川交通安全協会はこのほど、自転車の安全運転を呼びかける街頭啓発を、松川村のJR信濃松川駅前で行った。署員と会員5人が自転車通学の高校生らにチラシを配り、取り締まりが強化された改正道路交通法の周知を図った。
 改正道交法は6月1日から施行され、危険行為で3年間に2回以上検挙された悪質な自転車運転手に対して、安全講習を義務付けるもの。一時停止や通行区分の違反、信号無視、飲酒運転などを危険行為と定めている。携帯電話やスマートフォンなどを操作しながらの運転も安全運転義務違反となる。
ホタルの光復活に歓声 松川村板取保全団体が観察会

 松川村板取中部地区を中心とした住民で組織する環境保全団体「ひこばえの里」(平林昇代表)はこのほど、地区内の小川が流れる屋敷林でホタルの観察会を開いた。村内から親子連れなど約100人が参加し、同会の取り組みで復活したホタルの乱舞を楽しんだ。
 同会は5年ほど前から、豊かな自然を次世代に引き継ぎたいとホタルが生息できる環境づくりを進めてきた。ホタルの幼虫やエサとなるカワニナの放流、農薬を極力使用しない稲作などに取り組んだ結果、一昨年からホタルの出現が確認できた。昨年は1晩に50匹程度が舞うまでになった。
剛誠館の10人全国大会へ 初の北信越空手道選手権で好成績

 大北地域で空手道場を主宰する剛誠館(遠山現賢館長)の門下生は、新潟県で5日開催された日本空手道連合会主催の北信越地区空手道選手権大会に初出場した。出場12人のうち10人が全国出場を決めるなど強豪ぶりを発揮した。
 同大会は形、組手とも学年別で争われ、上位2位または3位までが全国大会の出場権が得られる。
 剛誠館で金メダルに輝いたのは6人。小学2年男子形で金谷月輝、4年女子形で相川流璃、6年女子形で宇海友里加、6年男子形で相川透輝、中学女子形で浅川野乃香、小学2年男子組手で田上翔が優勝した。
 同連合会主催の全国大会は11月8日、大阪市で開催される。
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