2015年7月25日(土)付

夏休み%り 大北小中学校で終業式

 本格的な夏に入り、大北地域の小中学校で1学期の終業式がピークを迎えている。「土用の丑うし」の24日には、19の小中学校のうち9校で行われ、児童生徒たちは待ちに待った夏休みをスタートさせる。
 大町市の大町西小学校では全校児童298人が体育館に集まり、2・3年生の学習発表などで4月からの学校生活を振り返った。山ア茂則校長は子どもたちに「毎日決まった時間に起きるか」「3食きちんと食べているか」などの生活習慣について質問し、「夏休みは自分の生活を自分でやる時。いい夏休みにしてほしい」と呼びかけた。
外国人も景観守って 白馬 英語版色彩ルール制作

 白馬村は7月、建築物の色彩のルールを記した英語版のペーパーを制作した。外国人移住者らが景観条例などを知らないままに建築物を奇抜な色に塗ってしまう事例を防ぎ、両者が景観を守りながら共生できる地域づくりを目指す。
 英語版はA3両面のペーパーで、西部・中部・東部の建設エリアごとに、使用していい外壁や屋根、窓枠などの色を記し、申請の様式などを説明している。村が平成11年に定めた建築外装色彩指針「もてなしのしつらえ」の主要部分を抜き出した。
 村は全域が県の景観育成条例の重点地域に指定され、建築時の外観や家の高さなどの基準が定められている。色についても、西部は自然と調和した洗練された色、中部はにぎわいと統一感、東部は和風情緒など、落ち着いた色合いを中心に使える色の種類や明るさ、彩度を定めている。
ホタル復活成果を発表 小谷小5年生と有志

 小谷村の有志でつくる「白馬乗鞍・ホタルの会」はこのほど、小谷小学校で「ホタルの夕べ」を開き、会員とともに小学校の近くにある塩の道公園でホタル復活に取り組んできた5年生19人が、3年生から始めた3年間のホタルプロジェクトの成果を発表した。80人余が訪れ、ホタルの舞うふるさとの自然保護の大切さについて理解を深めた。
 5年生は3年前、ホタルの会が、かつて学校周辺でも見ることのできたホタルを復活させようというプロジェクトに賛同。ホタルを育てる活動を学習活動に位置づけて、生息地の環境整備とホタルの餌となるカワニナの飼育などに取り組んできた。児童は3年間の活動の苦労や成果を、一人ひとりスライドで紹介しながら発表した。2年がかりで水路整備を行ったことや、豪雪地の厳しい環境下でカワニナを増やす苦労について語った。5年生になったことしの夏、ホタルが飛び交うようすを見て大きな感動と感激を覚えたといい、「ホタルがいるということは豊かな自然が維持されているということ。この環境をしっかりと守っていきたい」と強い決意を述べて共感を呼んだ。
夏の交通安全やまびこ運動 池田道の駅で指導所開設

 池田松川交通安全協会(中山崇会長)は「夏の交通安全やまびこ運動」初日の22日、交通指導所を池田町の道の駅池田に開設した。参加者がドライバーに無事故を願うお守りなどとともにチラシを配布し、安全運転を呼びかけた。
 指導所には安協や北安曇地方事務所、大町署、自治体、企業などから約110人が参加。のぼり旗を手に「交通安全運動期間中です」と呼びかけながら、飲酒運転の撲滅やシートベルトの着用など訴えた。
 交通安全運動は31日まで、「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本に県内で展開している。
新たな観光拠点の完成願う 松川ちひろ公園拡充工事起工

 松川村は24日、西原地区で進める安曇野ちひろ公園拡充整備工事の起工式を開いた。村職員や工事関係者、住民ら約50人が神事を通じて工事の安全を願い、村内観光の新たな拠点づくりの着工を祝った。
 工事は安曇野ちひろ美術館北側の1万7440平方bで、農家民泊や農業体験の案内など情報発信の拠点となるセンターハウスを設置。観光客や住民の憩いの場「トットちゃん広場」や体験農園、駐車場などを整備する。総事業費は約3億円。平成28年夏に完成予定だ。
おおまぴょん「出馬」へ ゆるキャラグランプリ市が選対本部設置

 全国のご当地キャラクターが人気を競うゆるキャラグランプリ2015に「出馬」を決めた、大町市キャラクター「おおまぴょん」が上位を目指すべく市は8月、「選挙対策本部」を設置する。おおまぴょんファンから選対本部員も募集し、「臨戦態勢」を整え、多くの「有権者」に投票を呼びかける。
 24日に開かれた市定例記者会見で、おおまぴょんが牛越徹市長とともに「選挙戦」への意気込みを語った。牛越市長はおおまぴょんを「愛くるしい、癒やしを与える正統派のゆるキャラ」とたたえ、本気の選挙戦を意識。「年々参加キャラ数が増えているが、県内は5位以内、総合では100番台は目指したい」と目標を立て、「おおまぴょんの存在感を示し、山岳環境の良い信濃大町の良さをPRしたい」と述べた。
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