2015年８月11日付

2015年８月11日(火)付

浴衣で打ち水｢ひんやり｣　大町商議所女性会エコ訴え

　大町市でも最高気温が30度を超える日が連日続く中、大町商工会議所女性会（今溝三千子会長）は10日、信州クールシェアイベントとして、打ち水を八日町の塩の道ちょうじや前で実施した。ひんやりとした水の効果で、エコと信州の涼しさを呼び掛けた。
　女性会を中心に、商議所関係者やちょうじやの来館者など約20人が手にひしゃくを持ち、掛け声に合わせて一斉に水をまいた。しぶきが町に広がり、涼しげな風が吹いた。
　アメダスによると、市内の気温は午後１時現在で30・８度と、この日も30度超えを記録。水をまいた後には「涼しくなりました」と声が上がっていた。

白馬高生ＭＴＢで全国優勝　スキー部２選手夏冬五輪目指す

　白馬高校アルペンスキー部３年・平林安里あり選手（18）と同１年の北林力選手（15）は10日、村役場を訪れ、全日本マウンテンバイク選手権（７月18日、富士見町）での優勝を報告した。スキーの練習に自転車を取り入れ両種目で活躍、夏冬五輪への出場を目指す。
　平林選手はクロスカントリー男子ジュニアの部で昨年に引き続き優勝。アジア選手権（12～16日、マレーシア・マラッカ）への切符をつかみ、２連覇をねらう。大会に向けて「村の皆のサポートがあって競技を続けられる。良い結果を出せるよう、がんばりたい」と抱負。将来の目標を「東京と平昌ピョンチャンを視野に両種目で五輪出場」と話した。
　北林選手は同じくユースの部に出場し、２位に２分30秒以上の差をつけて圧勝、２連覇を果たした。「スタートから逃げ、自分のペースで走れた。スキーとＭＴＢを両立させていきたい」と話した。

園児とふれあい体験　小谷小教諭が１日保育実習

　小谷村の小谷小学校の教諭がこのほど、小谷保育園で「１日保育実習」を行った。日ごろ接する児童よりも小さい世代の園児たちとふれあい、就学前教育の実際を体験した。
　教諭らは全クラスに数人で分かれ、園児の世話をしながら保育園での生活や遊び、学びの実体験をした。園児とふれあうことで「これまで子どもたちが育ってきた成長の過程が見て取れた」「小谷の子どもたちは健やかな育ちかたをしてきたことがわかった」と、育ち方や育児に対する視野を広げていた。

朗読とダンス華麗なコラボ　松川すずの音ホール　夏休みワンコインコンサート

　松川村公民館は９日、「ワンコイン　朝のひとときコンサート夏休み特別企画」をすずの音ホールで開いた。臨場感あふれる朗読とピアノの音色、華麗なダンスのコラボが観客を魅了した。
　読み聞かせや語りなどで活躍する大町市在住の栗林さとしさん、松川村在住のピアニスト須沢恭子さん、大町市を中心に活動するジャズダンスサークルの横川いずみ＆ザ・シャイニングが出演した。着飾ったダンサーたちがしなやかに舞い、おなじみのディズニーの曲を盛り込むなどして、「アラビアン・ナイト」より「シンド・バッドの海の旅」「アラジンの不思議なランプ」の話を展開した。

暮らしやすい町づくりへ　池田で男女共同参画講座

　池田町教育委員会と県はこのほど、男女共同参画地域づくり講座を町役場で開いた。地域の男女共同参画をけん引する関係者約40人が意見を交わし合い、誰もが暮らしやすい町づくりを考えた。
　講座には町職員と町議、町男女共同参画まちづくり推進協議会の委員らが参加。県男女共同参画審議会の元委員・内山二郎さんを進行役、行政や住民、商工業などの代表者をパネリストに課題解決に向けた道筋を話し合った。

新たな交流と体験に笑顔　大町で｢ＫＩＤＳＤＡＹ｣

　大町市の子どもたちにさまざまな体験を提供した２日間の催し「ＫＩＤＳ　ＤＡＹ（キッズデイ）２０１５　ｉｎ　ＯＭＡＣＨＩ」が８、９の両日、大町市文化会館を主会場に開かれた。
　定員を上回る１１６人の子どもたちが参加。クライミングやサッカー、逃走中（鬼ごっこ）などの運動系や、木工やスイーツ、和紙作りなど文科系の計22の講座から２日間で４つを選び、体験と交流を深めた。子どもたちは新たなスポーツや工作、友だちとの出会いを楽しみ、笑顔の２日間を過ごした。最後は縁日や発表会で友情を深めた。
　市内の小学生保護者ら約10人でつくる実行委員会（中村真由美代表）が主催。海外のサマーキャンプを参考に、市のきらり輝く協働のまちづくり事業の助成を受け開催。子どもに喜んでもらえたり、大町ならではの郷土色あふれる楽しみを提供することで、子どものチャレンジやコミュニケーションをはぐくもうと企画を重ねた。約30人のボラスタッフや40人の講師の協力を得て実現した。

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