2015年8月29日(土)付

互いの生活文化を体感 大町北高で青少年国際交流

 大町市の大町北高校で27日、国際交流で日本を訪れたベトナムとカンボジアの高・大生との交流があった。各国の料理をつくったり茶道体験をするなど互いの生活文化を肌で感じた。
 交流は、公益財団法人育てる会が例年、文部科学省の委託を受け行っている青少年交流事業「未来への架け橋ネットワークプロジェクト」の一環。
 書道体験では、同校2年生26人が、ベトナム、カンボジアの高・大生とともにさまざまな書体で「友達」の文字を書写。筆の持ち方や筆運びなどを教え合い、和気あいあいと親交を深めていた。
施設の今後村民に問う 白馬 給食調理場更新について説明会

 白馬村教育委員会は27日、学校給食調理場の施設更新に関する説明会をウイング21ホールで開いた。老朽化が進み更新が余儀なくされている共同調理場と白馬南小学校の施設の今後のあり方について、村民と意識を共有した。
 同村では白馬北小学校・白馬中学校が共同調理場のセンター方式の一方、白馬南小学校が自校給食という独自の形式で提供。共同調理場は昭和59年、南小も平成5年建築と20〜30年以上を経過し、老朽化が進んでいる。下処理と調理の作業場所を分けるなど、最新の学校給食の衛生基準に合致できていない部分もあり、施設更新が迫られている。
 村は昨年から検討委を設置し、先進地視察などを通して議論を始めた。今後の児童数の推移などを踏まえ、住民意見を聞きながら検討していくとする。
住民とともに収穫祭 おたり自然学校 田舎暮らし講座

 小谷村の任意団体「おたり自然学校」はこのほど、1泊2日の日程で「田舎暮らし四季講座・夏編」イベントを開いた。田舎暮らしに関心のある村内外の人など多数が参加して、地域住民が育てた野菜畑で夏野菜の収穫を行い、住民とともに収穫祭を開催。豊作を喜びながら楽しいひとときを共有した。
 収穫体験は、ナス、ピーマン、トマトなど、はさみを片手に畑を巡り、今が旬の野菜を思い思いに収穫した。もぎたてのキュウリやトマトはその場で味見し、新鮮で質の良い野菜に歓声をあげていた。
ものづくり成果披露 池工祭29、30日一般公開

 池田町の池田工業高校で29、30の両日、第53回池工祭が一般公開される。全校生徒がものづくりの技術を生かして製作した、災害時の炊き出しに使える「かまどベンチ」の実演など、多彩な催しで学業の成果を地域に披露する。
 ことしは「わっしょい〜無駄に生きるな熱くなれ!〜」をテーマに、各クラスや部活による展示やステージなどで来場者を迎える。駐輪場では生徒やPTAによる屋台村が開かれ、かまどベンチを使った豚汁の振る舞いが正午から行われる。
 一般公開は午前10時から午後3時まで。恒例の福祉バザーでは午前9時半から、整理券を配布する。建築科の生徒たちが製作した、高さ3b以上の木造タワーを備えた入り口のアーチも見どころだ。
松川に子育て拠点施設 村児童センター建設検討委 基本構想を答申

 松川村が役場隣接の旧就業改善センター跡地に建設を計画する子ども未来センター(仮称)について、施設のあり方を話し合う村児童センター建設検討委員会は28日、基本構想を平林明人村長に答申した。少子化対策の拠点として、子どもたちの安全な遊び場や子育て世代の交流の場などを備えた、子育てを総合的に支援する施設づくりを求めた。
 基本構想によると、施設は鉄骨造2階建てで、延べ床面積が1030平方b。「子育て支援」「管理相談」「遊戯・活動」と役割ごとに3つの「ゾーン」に分け、中央を共用のホールでつなぐ。総事業費を4億3000万円と見込んでいる。
個性豊かな力作並ぶ 白馬南小で夏休み作品展

 白馬村の白馬南小学校(北沢芳洋校長、児童数118人)で、児童が夏休み中に制作した作品を展示する「夏休み作品展」が開かれている。工作、図画、自由研究など、夏休み期間中の研究・作品の成果がうかがえる力作が並んでいる。
 児童は県外の学校と比べて短い夏休みの間に、どのようなものを作り、どのように研究していくか、計画的に決めてじっくり取り組んできた。工作は細部までこだわりていねいに作り、自由研究は子どもならではの発想や視点が光り、動機や経過がしっかりと書かれてまとめられている。
 作品展は月末ごろまで開かれ、参観日などで地域住民や保護者にも広く公開したり、作品展などに出品するという。
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