2015年9月24日(木)付

華道家 假屋崎さん大町に 恋人の聖地親善大使 花の芸術で観衆魅了

 世界的な華道家で、恋人の聖地親善大使を務める假屋崎省吾さんが23日、「『恋人の聖地』観光交流大賞2015」に輝いた大町市を訪れた。市内の寺社仏閣や古民家、観光スポットを見学し「大町市はおおらかで歴史を感じさせる、宝物だらけの素敵なまち」と語り、「花と恋」をテーマにした観光振興の構想を膨らませた。市文化会館では勢いのあるトークや生け花のデモンストレーションを行い、花を使った芸術で集まった多くの観衆を魅了した。
 假屋崎さんは、全国200か所の「恋人の聖地」の中から第1回観光交流大賞に選ばれたことをきっかけに大町市に興味を持ち、本年度から長期的に「信濃大町『恋華』めぐり」(大町温泉郷50周年事業実行委主催)と題して、大町市の観光や花を通じた教育「花育」のプロデュースを行っていく構えだ。
秋晴れの北ア山麓疾走 県ロードレース大町大

 第52回県ロードレース大町大会(県陸上競技協会主催、大町市教育委員会共催)が23日、市運動公園陸上競技場を発着点にして開催された。県内各地の陸協や駅伝チームから約150人が参加。秋晴れの田園風景が広がる北アルプス山麓のコースを駆け抜けた。
 競技は中学生男女3`、一般男子10マイル、高校男子10`、女子5`の順にスタート。各種目で個人記録を競った他、学校、職場、市町村のチームが上位3人の合計タイムを団体で競い合った。
地域の発展願い例祭

白馬村の切久保諏訪神社

 白馬村岩岳の霧降宮きりふりのみや切久保諏訪神社で22日、例大祭が開かれた。ことしは数年ぶりに古くなった屋台を新調。集落を練り歩き、境内にたどり着いた。
 境内では、社宝の「七道の面」をつけた氏子が行列となって境内を歩き、参拝者を清める神事「七道面行列」が行われ、御利益を受けようと多くの観衆でにぎわった。
池田町の正科竃神社

 池田町正科地区の正科竃神社で19、20の両日、秋の例祭が開かれた。地元の若者でつくる「若連」が子孫繁栄を願う伝統の「岡崎踊り」などで祭を盛り上げ、住民一体となって地域の発展を願った。
 岡崎踊りは若連の男性2人が「ひょっとこ」と「おかめ」の仮面をかぶり、拝殿前で舞を奉納。住民たちが見守るなか、ひょっとことおかめが結ばれる様をおはやしにあわせて踊りで表現した。
松川村の大和田神社

 松川村の大和田神社で22、23の両日、秋の例大祭が開かれた。ことしは神楽や獅子舞を奉納する「若き連」が世代交代。中心メンバーだった大人がサポートにまわり、高校生以下の子どもたちが伝統を担った。
 同神社では若き連のメンバーが年々減少するなか、祭文化の継承を図ろうと、平成22年に「子ども若き連(子若連)」を立ち上げた。子どもたちが大人から笛や太鼓、獅子舞を学び、昨年正式に若き連の仲間入りを果たした。
 ことしは小学生から高校生まで18人が所属。初日に村内の公園などをまわり、住民に獅子舞を披露した。
ビッグバンド熱演に拍手 松川 ニュースリーシャープス定演

 池田町など中信地区のジャズ奏者でつくる社会人ビックバンド「ニュー・スリー・シャープス・オーケストラ」(井口忠彦バンドマスター)は20日、第23回定期演奏会を松川村すずの音ホールでで開いた。総勢約20人のビッグバンド編成で贈るジャズやラテンの熱演に、満場の観客から大きな拍手が贈られた。
 第1部はスイングジャズの名曲、第2部は明るいラテンナンバーを演奏した。地元発祥の「正調安曇節」は、マンボの曲調でアレンジ。「チョコサイ コラホイ」の掛け声や、サックスやトロンボーンのソロが響いた。おなじみ「コパカバーナ」はメレンゲのリズムを取り入れ、ギャグの小芝居を交え、会場は楽しい笑いに包まれた。
 同バンドは昭和46年に池田町で結成し、地域に根差したジャズやラテンの演奏活動を重ねてきた。例年会場だった豊科公民館の改装に合わせ、今回はバンド発祥の大北南部での開催。会場の収容人数の関係もありチケットは早期に完売した。
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