2015年9月26日(土)付

10月5日分娩再開 大町総合病院 医師を確保

 大町市立大町総合病院は25日、産婦人科の分娩を10月5日から再開すると発表した。今月、新たな常勤医師が着任し、病気療養中だった常勤医師が復帰、休日など当直管理を行う2人の非常勤医師も確保できたことで、3月の休止から7か月ぶりに再開することになった。
 病院開設者の牛越徹市長は同日の市議会9月定例会最終日の閉会あいさつで分娩再開を報告し「再開にこぎつけることができた。大北・近隣の医療関係者はじめ、多くの市民の支援や協力に深く感謝。この体制が維持できるようこれからも全力を注ぐ」と安堵の表情を浮かべた。
 大町病院での出産希望など問い合わせは同院рO261-22-0415まで。
中国ジャンプ訓練隊を歓迎 白馬 女子選手が強化合宿

 中国のスキー女子ジャンプ訓練隊の選手団が、夏合宿のため白馬村を訪れた。18歳から21歳の選手5人を含む7人。2022年には北京冬季五輪の開催が決まり、中国では白馬での合宿を通じ、トップクラスの実力を持つ女子選手の強化に力を入れている。
 23日は滞在先のプチホテルぴー坊で、大北日中友好協会のメンバーと村関係者による歓迎会が開かれた。下川正剛村長は「白馬の訓練が次のピョンチャン五輪や北京五輪での活躍につながることを期待し、精一杯の支援をさせていただきたい。ますます日中の友好が深まることを願っています」と歓迎の言葉を述べた。
キルトに思い込める 池田北ア展望美で公募展

 池田町の北アルプス展望美術館(町立美術館)は10月18日まで、恒例の「安曇野キルト公募展2015」を開いている。「キルトに綴つづる思い」に焦点を当て、全国の公募作品の中から選ばれた秀作60点余りを展示する。
 制作者の暮らしぶりや個性、感性が反映されているかという点を第一基準に審査し、奨励賞や館長賞、審査員特別賞を設けた。全国各地からの応募と合わせて海外からの出展もあり、注目を集めている。
 入館料は大人400円、高大生250円、中学生以下無料。開館時間は午前9時〜午後5時。9月28日、10月5日・13日休館。
 問い合わせは同館рO261-62-6600まで。
アサギマダラが初飛来 西山花づくりの会のフジバカマ

 大町市常盤西山の地域住民でつくる西山花づくりの会(東方利男会長)が植栽したフジバカマにことし、初めてアサギマダラが飛来した。長距離の”渡り”をすることで知られるチョウの来訪に会員は喜び、花とチョウの楽しめる地域にしたいとさらに意気込む。
 同会は国営アルプスあづみの公園のアクセス道路沿いに花壇を植栽し、地区全体で環境美化に協力している。花だけでなくチョウを誘うことでさらに活動を広げようと、フジバカマの植栽を計画。一昨年に平地区の古川孝雄さんから40株を譲り受け、昨年春から植栽を始めた。2年めになり、初めてアサギマダラを見かけた。
 八王子神社前の花壇では、19日に初めて確認。10羽余りが舞っていた。中には「HAS620」の文字が確認された個体もあった。移動調査のため発見場所や日時を記すマーキングと思われる。
生け花で庁舎華やかに 大町市役所 假屋崎さん作品飾る

 大町市役所の庁舎入口に、世界的華道家の假屋崎省吾さんが手がけた生け花作品が飾られ、来庁者の関心を集めている。
 文化会館を会場に23日に開催された假屋崎さんプロデュースによるイベント「信濃大町 恋華めぐり2015」内で自身が生けたもの。白やピンク、紫などメーンのトルコギキョウの色彩が庁舎入口に華やかさをもたらしている。
子どもたちのレース盛りあがる 白馬で「47 RUN BIKE CUP」

 白馬村の白馬47マウンテンスポーツパークでこのほど、小さな子どもたちを対象とした自転車競技「47 RUN BIKE CUP 」が開かれた。ペダルやブレーキがない、足で地面を蹴って進むアメリカ生まれの、ストライダーと呼ばれる自転車を操作して、大人顔負けのスピードレースが繰り広げられた。
 競技は2歳児から年齢別に予選・本選が行われた。子どもたちは「スタート」の合図とともに愛用のマシンを操り、障害物や起伏のある特設コースを駆け抜けた。懸命にゴールをめざす勇姿に、保護者から大きな声援が送られ、盛り上がった。
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