2015年10月31日(土)付

若手作家チームで共演 安曇野スタイル11月3日まで 「てとて」が初参加

 池田、松川、安曇野一帯で11月3日まで開催中のクラフト・アート展「安曇野スタイル2015」に、大北・安曇野などのクリエーターチーム「あづみのてとて」が参加している。安曇野市明科の自然体験交流センター「せせらぎ」を会場に、趣味を超え制作に打ち込む若手が表現と創造の技や魅力を伝えている。
 メンバーは奥原光博さん(31)=松川村板取、吉田絵美さん(32)=大町市大町、穂高千恵美さん(31)=松本市、石田友紀さん(33)=安曇野市=と、代表の増井裕壽さん(27)=同。別の本業を持ちながら、アロマ石けん、染色、雑貨などを手掛け、ものづくりへの強い思いと店を構えない共通項でつながる。
マイナンバー実務のポイント 白馬村で事業者に説明会

 マイナンバー制度の来年1月運用に向け、白馬村と白馬商工会は29日、制度の説明会を村役場で開いた。村内の事業者や村民を中心に100人以上が参加し、税務や社会保障の手続きなど実務のポイントを学んだ。
 マイナンバー制度は、行政の効率化と利便性を向上し、公平・公正な社会を実現する社会基盤として導入され、社会保障や税務、災害対策の分野などで活用される。同村では11月中旬に、一生使う12桁の番号が通知される見通し。
 大町税務署の法人部門や松本年金事務所の担当者が講師を務め、民間事業者の対応や年金受給の注意点などを教えた。
池田「みんなの文化祭」 町制施行100年・60周年節目祝う

 池田町の芸術文化の祭典「みんなの文化祭」は30日から11月1日まで、町総合体育館で開かれている。ことしは町制施行100周年・合併60周年にあわせ、町商工会による産業祭も同時開催。節目を記念したさまざまな催しが来場者を迎える。
 会場にはキルトや陶器、絵画など住民たちの力作が並ぶほか、町の100年を振り返る写真や年表も掲示。産業祭は町内企業と池田工業高校が自社製品や製作物を出品し、ものづくりの町ならではの成果を発表している。
 初日は100年前の住民の姿を再現する町教委の「ひげプロジェクト」の一環で、来場者が付けひげで記念撮影。節目を祝うメッセージとともに写真を並べ、「100」「60」の文字を描いた。期間中の完成を目指す。
鈴ひかり1位の栄光に 松川村収穫祭にぎわう

 松川村の第11回安曇野まつかわ秋祭り「収穫祭」(同実行委員会主催)がこのほど、リンリンパークで行われた。秋晴れの空の下、例年を上回る大勢の人たちが来場し、実りの秋を満喫した。
 農村女性グループによって、松川村産の米をつかったおにぎりや豚汁が振る舞われた。用意した300食が開始から1時間余りでなくなるほどの盛況ぶりだった。地場産野菜や特産品のブースもにぎわい、太鼓やジャズの演奏などで盛り上がった。
 昨年に続き、日本各地の有名産地のお米を食べくらべる「OKM(おこめ)3総選挙」が開かれた。松川村産鈴ひかり、北海道産ユメピリカ、魚沼産コシヒカリの3つで競った。参加者が3種類の米を食べて、一番おいしいと思った米に投票。集まった125票のうち、48票を獲得した鈴ひかりが、1位の栄光に輝いた。
住民作品と民俗資料展示 大町社地区文化祭始まる

 大町市社地区文化祭・大町市民俗資料館特別展が30日、始まった。同地区公民館を会場に3日まで開催する。展示は午前8時30分〜午後5時まで。最終日は3時まで。
 初日は地区内のどんぐり保育園から年少〜年長までの41人が観覧に訪れた。大町東小学校児童の習字作品や地域の人の水墨画などに目を留め「上手だね」「かっこいい」と観覧し、自分たちの描いた運動会や芋掘りの絵、どんぐりやまつぼっくりを使った工作などを見つけてにぎやかだった。全国の橋をテーマにした写真や菊花約30鉢も並んだ。1日午後以降東小6年が育てた菊も会場を飾る。
 民俗資料館特別展では、中城原などの社地区の古墳にまつわる資料を展示した。同時開催の地域子育てセミナーは3日午前9時30分〜。参加無料。紙飛行機やシュシュ、スライム、プラスティックキーホルダーの「ものづくり体験」や餅つき、おはなしの会「やしろ」の読みきかせなど。
引き継がれる伝統行事 白馬南小で「かまめし会」

 白馬村の白馬南小学校でこのほど、児童手作りのかまどで野外料理を楽しむ同校の伝統行事「かまめし会」の体験学習が行われた。119人の全校児童がたて割り班に分かれ、自分たちで考えたメニューを協力して作った。
 同行事は、昭和初年度から当時の児童が実施していたという古い歴史があり、体験してきた上級生が下級生に教える形で先輩から後輩へと引き継がれている。
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