2015年11月14日(土)付

園児招き成長の節目祝う 大町 仁科神社で七五三祝祭

 大町市平木崎湖畔の森城址にある「仁科神社(羽田浩一宮司)」は13日、同地区のりんどう幼稚園としらかば保育園の年長児25人を招き、恒例の「七五三祝祭(いわいまつり)」を行った。子どもたちの健やかな成長や無病息災を祈願し、成長の節目を祝った。
 子どもたちは厳粛な雰囲気の拝殿に姿勢よく正座して祝詞に耳を傾け、お参りした。園児を代表し、しらかば保育園ほしぐみの宇海塁輝君と北沢紅梨ちゃん、りんどう幼稚園ひまわりぐみの遠藤成希君、遠藤暖ちゃんが神前に玉ぐしをささげた。
冬間近 食材でおもてなし 白馬山麓の宿泊業者 展示会で商談

 白馬村・小谷村・大町市のスキー場群「HAKUBA VALLEY」がにぎわうスキーシーズンが近づき、観光関係者は本格的な営業に向けた準備に追われている。白馬村役場多目的研修集会施設ホールではこのほど、同村の大国屋食肉センター主催の「業務用食材総合展示会」が開かれ、味での「おもてなし」に向けて、宿泊業者たちが商談にいそしんだ。
 会場には60社を超える企業や団体が出展。信州産食材を使用した豊富な試食サンプルを用意し、冬季メニューの提案を行った。今シーズンは安全に処理されたイノシシ・シカ肉といった「ジビエ」にも力を入れ、出展者が味の特徴を説明。来場者は多種多彩な創作料理の味を確認しながら、商談を繰り広げていた。
声援受け元気に走る 小谷小 校内マラソン大会

 小谷村の小谷小学校でこのほど、校内マラソン大会が開かれた。走る楽しさを味わいながら、健康の基本となる体力と精神力を育成することを目的に毎年実施。仲間や保護者の声援を受けながら、自分の目標に向かって日ごろ鍛えた持久力を発揮した。
 児童を代表し矢口昴太さんが「この日までたくさん走って来ました。悔いのない走りができるように、また応援してくれる人への感謝の気持ちを忘れずに最後まで頑張りましょう」とあいさつして、マラソンがスタート。校舎のトラックを1周し、塩の道公園周辺を周回するコースを設定し、1、2年生は1・7`、3、4年生は2・4`、5、6年生は3・1`の距離を走った。
新酒発売松尾様神事で祈願 池田町 大雪渓酒造寒仕込み本格化

 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)は11日、酒造りの神事「松尾様」を行った。毎年の寒仕込みが本格的に始まる時期に、古くから行われている催し。今季の造りは9月下旬に始まり、蔵人がそろった11日に神事を実施した。
 「松尾様」は京都嵐山にある松尾大社の尊称。日本酒醸造の祖神と伝えられ、多くの酒蔵で祭られている。同社の神事は池田町・八幡神社の平林秀文宮司によって行われ、薄井社長をはじめ、蔵人・従業員約20人が参加。酒造りの成功と、作業の安全を願った。

 同社はこの日、ことしの新酒「大雪渓・しぼりたて生原酒」を発売。神事に続き、酒蔵の軒下に新しい酒林(さかばやし)を飾った。酒林は「スギ玉」とも呼ばれ、みずみずしい深緑の葉が飾られると「新酒ができた合図」となる伝統的な看板。同社では頭かしら(副杜氏)の平林肇さん(41)が大町のスギの葉で作り、飾り付けも行った。
ほら見て!真っ赤なリンゴ 大町 あすなろ保育園児が収穫

 大町市常盤のあすなろ保育園(久保田好江園長)は12日、同地区上一の小澤果樹園でリンゴ狩りを行った。秋晴れの空に子どもたちのかわいらしい声が響き、真っ赤に色づいたリンゴを手に笑顔が広がった。
 未満児から年長までの全園児128人が、クラスごとに分かれて園から徒歩5分ほどの所にあるリンゴ園に出かけた。たわわに実った赤い実に園児たちは「真っ赤だね」「おばあちゃん家にもリンゴあるよ」とはしゃぎ、旬を迎えたサンふじを自らの手でもぎ取った。
 リンゴは1人1個ずつ収穫し各自家庭へ持ち帰る。園児も保育士も一緒になって枝先を見上げ「あれがおいしそう」「あっちのが赤いよ」と探しては保育士に抱えられたり、はしごを登ったりして収穫していた。友人と「ほら見て!」と収穫を披露し合い、持参したかばんに大切そうにしまっていた。
座談会で子育てコツ学ぶ 白馬 山崎先生と語る会

 白馬村の子育て支援ルームでこのほど、心理カウンセラーの山崎雅保さんによる「山崎先生と語る会」が開かれた。子育て中の若い母親らに、楽しみながら子育て生活を送ってもらい、社会全体で支援しようと、毎年開かれている育児講座の一環。大勢の母親が参加し、日ごろの子育てに関する悩みを共有しあい、専門家の話から子育てのコツを学んだ。
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