2015年12月23日(水)付

大町北高放送部県で健闘 北信越と全国へ「最後の年、結果残せた」

 大町市の大町北高校放送部は、長野市でこのほど開かれた第34回TSB杯県高校新人放送コンテストに出場し、ビデオメッセージ部門とアナウンス部門で最高の優秀賞に輝くなど健闘した。北高として最後の県大会で、部員たちは「結果が残せた」と喜ぶ。両部門は、来年2月の第12回北信越選抜放送大会(富山県)に進出を決め、来夏の第40回全国高校総合文化祭(広島県)へは、新たに発足する大町岳陽高校放送部として出場する。
 ビデオメッセージ部門には、「Gift〜大地の恵みを召し上がれ〜」を出品。美麻中山高原でジビエ料理を振る舞う農園カフェ「ラビット」を取材し、畑への被害対策で野生鳥獣を捕獲し料理するシェフの思いを伝えた。アナウンス部門では、2年・田中将乃祐君が優秀賞に輝いた。優秀賞にはこの他、CM部門に出品した「大町ガクヨウ高校」も選ばれた。朗読部門では、1年・平川紗奈さんが決勝進出で優良賞となり北信越大会に出場する。
読み聞かせ楽しむ 白馬で「おはなしを聞く会」

 白馬村の子育て支援ルームでこのほど、同村の読み聞かせボランティアグループ「てぶくろの会」のメンバーによる、本年度最後の「おはなしを聞く会」が開かれた。
 地域における福祉の充実を目的に、ボランティア団体と連携して仲間づくりの場を提供する事業の一環。多数の親子が参加して、絵本の読み聞かせを楽しんだ。
地域協働でホタルの郷に 白馬乗鞍 公園完成へ意見交換会

 小谷村白馬乗鞍のホタル公園(仮称)の完成が近づき、今後に向けた意見交換会が22日、交流センターちゃんめろで開かれた。白馬乗鞍ホタルの会(宮沢寿男会長)や村、地元の観光関係者、特産室、集落支援員など20人が参加。長期にホタルが舞う夏の観光拠点として、地域の協働で生かすために話し合った。
 公園は農地改良で水路がコンクリート化されることを懸念し、県の生態系保全施設直営工事として同会が工事を請け負い、6月に着工。会員の手で自然石組みの水路250bを新設し、水路の総延長を400bに。2期の10月末にはホタルがさなぎとなる水路脇の土入れや木の植栽、安全柵の設置などの整備作業を行ってきた。来年は遊歩道整備を行う。
個人・団体表彰や講演 池田社協が社会福祉大会

 池田町社会福祉協議会は19日、第29回町社会福祉大会を公民館で開いた。「地域で支え合える福祉を目指して」をテーマに、地域福祉の発展に寄与した個人・団体の表彰や講演を行った。福祉関係者や町民など約100人が参加し、福祉の地域づくりについて考えた。
 大会長の勝山隆之町長が、地域の人間関係の希薄化や福祉ニーズが増加する中で、「温かく支え合う福祉を目指して、職員一丸となって地域福祉の向上と充実のため、全力で取り組む」とあいさつした。
 落語家の林家源平さんが、講演「落語家のヘルパー修行日記〜介護は十人十色」を行った。介護ヘルパーとしての活動や要介護者にならないための健康の秘訣ひけつなどを笑いを交えて語った。3人の子どもの学費のために、ヘルパーの仕事を始めたという林家さん。「介護をするには目的をもっているとがんばれる。介護する側、される側も楽しめることが好ましい」と述べた。デイサービスで繰り広げられる利用者とヘルパーとのやりとりを面白可笑しく語った。
クリスマス気分満喫 松川でディナーコンサート

 松川村のすずの音応援団ホールクラブ・村公民館は18日、第4回「クリスマスディナーコンサート」をすずの音ホールで開いた。満席の観客110人と約30人のスタッフが参加。心地よい音楽とパーティー風の料理で、クリスマス気分を満喫した。
 同コンサートは、ホールのイベント運営に携わるホールクラブのメンバーが、キッチンクラブの協力を得て、食事の準備や会場の装飾、舞台の照明などを手掛ける毎年好評の手作りコンサート。会場には色とりどりのイルミネーションがきらめき、サンタクロースやトナカイなどに扮ふんしたスタッフらが、クリスマス気分を盛り上げた。
ビートルズの曲披露 大町・麻倉で音楽会

 大町市堀六日町の麻倉で19日、第10回「大町・麻倉音楽会」が開かれた。大町から松本地方まで北アルプス山麓に暮らす音楽仲間30数人が、ビートルズのカバー曲をオリジナル色豊かに披露。歴史の重みを感じる土蔵建築の会場には、100人以上の来場者があふれ、世代を超えて名曲の数々を楽しみ心を一つにした。
 音楽会に集う仲間などが、このほど発売したCD「ビートルズをやってみた。ヤァ!ヤァ!ヤァ!」の全11曲を生演奏した。床に座り込んだ来場者を演奏者が取り囲む、迫力満点のライブステージ。司会者と出演者との掛け合いも軽妙で、曲の間には音楽やビートルズへの熱い思いが次々に語られた。
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