2015年12月29日(火)付

仕事納め1年振り返る 白馬村 復興支援室に区切り

 大北地域の市役所や町村役場などの官公庁は28日、平成27年の仕事納めの日を迎え、ことしの業務を閉めた。29日から1月3日までの6日間が休日となり、新年の業務は4日から再開する。
 白馬村では、庁舎2階の別室に設けてあった震災復興支援室を年末で閉じた。震災復興に追われた一年を区切り、新年からさらなる支援を継続する。
 支援室では職員が一年の業務で積み重なった書類や荷物を整理し、部屋の外の看板の紙をはがしていた。新年1月4日からは職務場所を1階に移し、窓口は総務課となる。
越年登山注意呼びかけ 大北6か所に相談所開設

 越年登山など登山者が増える年末にあわせて、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は28日、大北地域内6か所に「冬山登山相談所」を開設した。会員が登山口や駅などの要所で31日まで、登山客の装備や登山計画書を確認し、安全な登山を呼びかける。
 相談所は、大町市や白馬村、小谷村の6か所に開設。JR信濃大町駅では初日、北アルプス北部地区遭対協隊員の荒山里利りりさんと武田一男さんが、登山者に県山岳遭難防止対策協会発行の冊子「冬山情報」を配布したり、登山カードの記入を促した。
議員や職員町を「大掃除」 池田 初の年末環境整備ボランティア

 池田町議会は27日、初めての年末環境整備ボランティアを県道大町明科線などで行った。議員と町職員合わせて13人が「日本で最も美しい村連合」に加盟する町を美しく保とうと、幹線道路の草刈りやごみ拾いなど町の「大掃除」に汗を流した。
 ボランティアは道路管理の財政状況が厳しいなか、議会が率先して地域を守ろうと、振興文教委員会が提案。議員らが数グループに分かれて、県道の環境整備の手が届きにくい場所を中心に、美化活動を行った。
静岡・菊川から小学生 冬の小谷で姉妹都市交流

 小谷村の友好姉妹都市・静岡県菊川市の小学生が23日から25日まで、小谷村をスキー交流ツアーで訪れた。小谷小学校の子どもたちと触れ合い、交流を深めた。
 菊川市内8小学校から5・6年生児童32人が訪れた。初日は小谷小学校の校庭で、夏に菊川を訪問した小谷の5年生7人と交流。あいにくの暖冬で雪遊びはできなかったが、レクリエーションやマシュマロ焼きなどで触れ合った。
体験談から人生考える 松川中3年生が進路講話

 松川中学校は25日、3年生を対象にした進路講話を開いた。講師の中村美幸さん(44)=千曲市=が「幸せな人生の創り方」と題し、小児がんで亡くなった長男との闘病生活で学んだ、人生のあり方を紹介した。
 中村さんは14年前、長男・渓太郎ちゃんを1歳4か月で亡くした。病院で1年間にわたって付き添い看護をする間に、息子と同じ境遇の子どもたちと出会い励まされたという。経験を広く知ってもらおうと、コーチングインストラクターなどの資格を取り、講演活動を展開している。
色鮮やか正月飾りに挑戦 大町女性未来館ピュア フラワーアレンジメント講座

 大町市平の女性未来館ピュアは26日、女性講座の一環でフラワーアレンジメント講座「お正月アレンジを作ろう」を開いた。参加者約30人がマツやセンリョウなど季節感あふれる植物を使い、洋風生け花を楽しんだ。
 参加者は市内の生花店・ナガサワフローリストの長澤哲士代表を講師に、「飾る場所に応じてバランスを考えて」などアドバイスを受けながら花をスポンジにさし、正月飾りに取り組んだ。センリョウの赤い実や黄色のオレンジウムなどが映える、色鮮やかな作品をつくり上げていた。
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