2015年12月31日(木)付

年末年始ふるさとで 大北でも帰省ラッシュ

 年末年始をふるさとや行楽地で過ごそうと訪れた人々の帰省ラッシュが30日、ピークを迎え、大北でも鉄道など公共交通機関や道路が混み合った。久しぶりに故郷に戻ってきた人たちを、家族や好天の北アルプスが出迎えた。
 午前11時過ぎにJR信濃大町駅に到着した特急あずさからは、荷物を持った帰省客らが次々と降り立ち、改札の出迎えた家族らと対面。雪が少なくとも冬を大北で過ごそうと訪れた観光客らの姿も目立った。
けがれ払い年越しを 若一王子神社 師走の大祓い

 大町市の若一王子神社(竹内直彦宮司)で30、31の両日、人形ひとがたによる師走の大祓はらい式が行われている。すがすがしく新年を迎えるため、年越しを前にことしのけがれを清め払おうと、参拝者が訪れている。
 同日は穏やかな天気に恵まれ、家族連れの姿などが目立った。訪れた人々は、人型の紙に家族の名前を書き、一年の間に知らずに身についた罪やけがれを、息を吹きかけなでることで人形に移した。神職にお祓いを受け、無病息災や延命長寿を祈った。
マナー条例ルール明記 2か国語ポスターで啓発

 白馬村で12月に制定された「美しい村と快適な生活環境を守る条例」(通称マナー条例)の浸透に向け、村はポスターを配布し周知に取り組んでいる。外国人を含めた観光客も村民もともに守るべきルールを明記することで、住みよい村の環境づくりを呼び掛けている。
お年寄りにおせち届ける 松川社協 まめまめ弁当ボラ

 松川村社会福祉協議会は30日、介護サービスを利用する村内の独り暮らしのお年寄りに手作りのおせち料理を届けた。配食事業「まめまめ弁当」を担う村民ボランティアたちが、高齢者の健康を願い丹精込めて調理した。
「アジアフ精神」新校へ 大町北高として最後の活動

 大町市の大町北高校伝統のアジア・アフリカ難民支援運動(アジアフ)はこのほど、物資発送をもって本年度の活動が無事に終了した。大町高校との統合による新校開校を来年4月に控えることから、北高として取り組む最後のアジアフとなった。物資発送作業に参加した生徒たちは「アジアフ精神の新校定着」に願いを込め丁寧に物資を運んだ。
音楽で被災者励ます 白馬村でコンサート キッセイ文化ホールが提供

 白馬村のウイング21でこのほど、「お出かけ音楽広場」が開かれた。さまざまな地域へコンサートを届ける活動を展開しているキッセイ文化ホールが提供する、アウトリーチ事業の一環。今回は神城断層地震で大きな被害を受けた白馬・小谷地域の被災者らを音楽で励まそうと、災害復興支援プロジェクトとして実施した。
 音楽を通じて心豊かな人間に育てることを目的とする教育法の創設者、故鈴木鎮一さんが進めた「スズキ・メソード」を実践する、松本市に本部を置く音楽教室・社団法人才能教育研究会で学ぶ白馬・小谷の生徒や指導者が出演。日ごろの練習の成果を披露した。
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