2016年1月9日(土)付

「110番」正しい利用を 大町署 大北各地で啓発

 大町署は8日、1月10日の「110番の日」にあわせた街頭啓発活動を大北各地で実施した。ことしの110番標語は「落ち着いて 正しく使おう 110番」で、「一日署長」に任命された大町レディースの鈴木晴渚はるなさんや高校生、マスコットキャラクターも啓発活動に参加。緊急通報ダイヤル110番の正しい利用を呼び掛けた。
大町レディース一日署長で活躍

 鈴木さんは、JR信濃大町駅前などで活動。市のマスコットキャラクターおおまぴょんとともに、通勤通学の駅利用者に「110番は緊急時用です」と声を掛けながら啓発チラシなどを配った。
 鈴木さんは、初めての警察官の制服に「気が引き締まります。110番の正しい利用や交通安全など呼びかけ、しっかりと一日署長を務めます」と背筋を伸ばした。
信濃松川駅前で池工生徒も啓発

 松川村のJR信濃松川駅前では、池田工業高校の生徒や教諭、池田町交番や松川村駐在所の警察官らが、通勤・通学客らにチラシを配り、110番の適正利用を呼び掛けた。池田町・松川村のマスコットキャラクター、「てるみん・ふーみん」「りんりん・リン太」も登場した。
 池工生徒は生徒会役員8人が、同級生らに元気に呼び掛け。佐藤光生徒会長(16)は「遊びで110番はやめてほしい。この機会にチラシを見て、呼び掛けてもらえれば」と話していた。
「地方創生」へ飛躍誓う 本社主催 賀詞交換会に200人

 大糸タイムス社主催の平成28年第34回新春賀詞交歓会(北ア広域連合・北ア広域連合議会・北安曇地方事務所・大町商工会議所・県商工会連合会北安曇支部後援)が8日、大町市平大町温泉郷の黒部観光ホテルで開かれた。大北地域の官民各界から約200人が出席し、「地方創生」へ飛躍の一年を誓い合った。
 本社の水久保節社長は「ことしは諏訪の御柱の年。住民が力を合わせる仕組みとして御柱祭があると独自解釈している。総合戦略の中で見出された地域の強みをいかんなく生かし、地域存続をかけ、自立した多様な地域、多様な人々の力を結集させ『御柱』を打ち立て始める時ではないでしょうか。住民参加による地域づくりの絵も出来上がりつつあり、あとは実行あるのみ。地域づくりの成否は行政と住民との協働いかんにかかっている」と関係機関が連携した行動力ある1年を願った。さらに、本紙がことし創刊70周年を迎えることについても触れ「身近な情報を発信し、地域の応援団として地域とともに歩んでいく」と決意を語った。
 出席者たちは、新年のあいさつを交わすとともにことしの展望について語り合った。
水の恵み感謝無事故願う 池田町長と職員が上水安全祈願

 池田町は4日、上水の安全祈願を五丁目の第二水源で行った。勝山隆之町長と町水道係の職員が住民生活を支える水の恵みに感謝を込めて、水神を祭ったほこらで神事を行い、ことし1年間の上水の無事故や安定供給を願った。
 勝山町長は「町民1万人以上の生活に欠かせない水。ことし1年の無事故を願い、安心安全に供給できるよう努めたい」と話した。
ことし一番の冷え込み 大町8日朝雪うっすらと

 上空に寒気が流れ込み冬型の気圧配置が強まった影響で、大町市は8日朝、ことし一番の寒さを記録した。市内では住宅の屋根や路面などを雪がうっすらと覆った。寒さは少なくとも1週間程度、続く見通しだという。
 長野地方気象台によると、大町市では最低気温が氷点下5・6度と、平年と比べ1度ほど高めだが、「ほぼ平年並み」という。12月の平均気温が平年を大きく上回り、1月に入ってからも零度を上回る日が多く暖冬傾向が続いていた。
八坂小中生の力作並ぶ 大町いーずらで市内学校展

 大町市教育委員会が、同市仁科町のギャラリー・いーずらで開いている市内学校展は11日まで、八坂小学校と八坂中学校の児童生徒による絵画や書き初めなどを展示中。工作や裁縫作品、手作りモーターなど見ごたえある作品が並んだ。
 八坂地区の小中学校は本年度から「八坂コミュニティ・スクール」を運営し、分離型小中一環校に向けて連携を強めている。アサガオのつるやまつぼっくりなどで作った小学1年生のリース工作から、中学生の職場体験新聞まで、子どもたちの成長が見える展示。
トップページ 1月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2016 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.