2016年1月17日(日)付

穴釣り「ほぼ不可能」 大町市平中綱湖結氷せず

 大町市平の中綱湖で冬の風物詩となっている、湖面に張った氷に穴を開けてワカサギ釣りを楽しむ「穴釣り」。例年にない暖冬、少雪の影響で湖面はさざなみが立ち、結氷は難しい状態だ。穴釣り解禁の判断を行っている青木湖漁業協同組合(太谷正祥組合長)は「現時点ではほぼ不可能と判断」と湖の状況を見守っている。
まとまった降雪心待ち 小谷小児童スキー学習に励む

 白馬村と小谷村の小中学校では、雪国ならではの恵まれた環境を生かし、アルペンスキー、クロスカントリー、ジャンプなど、多彩なスキー学習を実施。しかし今シーズンは雪不足の影響で、例年3学期開始から行われるはずのジャンプやクロスカントリー学習が延期になる事態となっている。児童や生徒たちは存分にスキーが楽しめるよう、まとまった降雪を心待ちにしている。
米づくりの拠点施設完成 松川の板取・川西地区 ライスセンターしゅん工

 松川村板取の農業法人・乳川の里(榛葉良行代表)の穀類乾燥調製施設(ライスセンター)が15日、しゅん工した。米の内部から乾燥させる最新鋭の遠赤外線乾燥機など備え、高品質米の向上や環境保全型農業に取り組む面積増加などにつなげる狙い。板取と川西地区を中心とした米づくりの拠点施設が完成した。




大北各地で小正月の伝統行事

 大町市や池田町、白馬村など、大北各地で小正月の伝統行事「繭玉づくり」が盛んに行われ、色とりどりに飾り付けられた繭玉に無病息災や五穀豊穣などの願いを込めた。


互いの健康願い込め 大町市美麻 園児とお年寄り交流

 大町市美麻のデイサービスセンター利用者とみあさ保育園の年長児は14日、小正月の伝統行事繭玉づくりを通じ交流した。ともに団子を練りながら互いの健康など願った。
 美麻総合福祉センター内にあるデイサービスセンターみあさを訪れた年長児5人を、利用者15人が出迎えた。
 利用者の手を借りながら、着色された米粉の団子を繭の形にする園児。採取してきた枝に華やかに飾り付けていった。手遊びをするなど新春の交流は盛り上がった。
ものづくり体験 伝統親しむ 白馬村 子育て支援ルーム

 白馬村の子育て支援ルームで14日、新年の恒例行事のものづくり体験が実施され、15日の小正月にちなんだ繭玉作りを行った。多数の親子が参加して、昔ながらの伝統行事に親しんだ。
 最初に繭玉の風習について説明が行われ、今では養蚕を営む農家はほとんどど無くなってしまったが、かつては農家が主要産業の一つだった繭が豊かにできるようにと、五穀豊穣を祈願したという。由来や昔の白馬の暮らしなど、若い母親らは熱心に聞き入っていた。
恒例の萬物作り 池田町 金の鈴農作物生産組合

 池田町金の鈴農作物生産組合は15日、恒例の萬(よろず)物作りと繭玉作りを二丁目のスペースゼロで行った。買い物支援の「晴れるや市」と同時に開催。多くの人たちが買い物を楽しみながら、小正月の伝統行事に親しんだ。
 萬物作りは半紙に願い事を書き、神棚などに供え、一年の幸運を願う行事。「五穀豊穣」「金運向上」「事業繁栄」など、四字熟語で願いごとを書き記した紙に、組合員が来場者の名前を墨と筆で一枚一枚したため、手渡した。200枚以上が用意され、地元の商店や公共施設、得意先などにも配られた。
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