2016年1月23日(土)付

個性豊かな作品ずらり 大町ギャラリーいーずら 市内学校展仁科台中は25日まで

 大町市仁科町のギャラリーいーずらで25日まで、市内学校展で仁科台中学校生徒の作品展が開かれている。会場には生徒が丁寧につくりあげた、美術や家庭科などで制作した約150点の作品が一堂に並ぶ。
 ことしは、防災グッズを入れることができ、枕や防災頭巾の代わりにもなるウォールポケットやリメイクしたTシャツ、自分の好きな言葉を好きな書体で描いた書初めなど一人ひとりの個性を見ることができる。第29回「今を生きる子どもの絵」作品展入選作品もある。
 開催時間は土曜・日曜=午前10時〜午後5時、月曜日は午後4時半まで。問い合わせは市教育委員会生涯学習課生涯学習・青少年係0261-22-0420まで。
雪がなくても楽しく交流 白馬北小と富山小見小スキー交歓会

 スキージャンプを通じて交流のある富山市小見小学校(小杉峰広校長)と白馬村の白馬北小学校(石田周治校長)のスキー交歓会が21、22の両日、白馬村で開かれた。小見小が昭和48年に学校にジャンプ台を新設する際に、スキー学習に力を入れていた白馬北小のジャンプ台をモデルに建設したのがきっかけで交流が始まり、40年以上の長い歴史を持つ交流会。
 ことしは雪不足のため校庭のジャンプ台の設営ができず、ジャンプ練習のスポーツ交流は中止という、交歓会が始まって以来初めての事態となった。白馬の児童たちは雪がなくても小見小の児童が楽しんでもらえるよう、さまざまな企画を考えて歓迎。クラス活動やウエルカム給食、アルペンスキーなどを通じ、両校児童は例年以上に交流を深めた。
甘み増した「雪中キャベツ」 小谷村で収穫が本格化

 豪雪地小谷村で根をつけたまま、雪の中で育つ冬の特産品「雪中キャベツ」の収穫が本格化している。村内の販売施設店頭にもやわらかく甘みを増したキャベツが並び、人気を集めている。
 雪中キャベツは0度近くに保たれた雪の中で甘みを増すのが特徴だが、ことしは雪不足で年末の需要にこたえることができず、2週間ほど収穫が遅れた。出荷はずれ込んだが、じっくり育てた分、キャベツは大きく、糖度も10度以上と評判も上々といい、生産者は胸をなでおろしている。
地域に笑いを発足10年 松川村 落語会「風まんだら」

 松川村を拠点に活動する「まつかわ落語会風まんだら」(太田幸一会長)はことし、平成19年の発足以来、10年目の節目を迎える。住民落語家たちが笑いで住民の健康づくりや地域の活性化を図ろうと、巧みな話芸を披露している。
 風まんだらは村の公民館講座の卒業生を中心に発足。会員たちが講座で講師を務めた落語家の古今亭菊生さんを師匠に、伝統話芸の腕を磨いてきた。年1回の会員全員が出演する「まんざら寄席」は、村の一大イベントとして定着している。
ムスリム「もてなし」向上へ 大町、白馬、小谷など 観光庁環境整備地域に選定

 観光庁は、イスラム圏から日本を訪れるムスリム旅行者の受入環境整備等促進事業の実施地域として、大町市、白馬村、小谷村を含む北アルプス日本海広域観光連携会議の構成市町村を選定した。同連携会議は、大町市で2月にセミナー、3月に料理講座を計画する他、礼拝環境の整備や各種団体ウェブサイトに専用ページを開設して、「もてなし」環境の向上に取り組む。
 ムスリムに対応した食や礼拝環境の整備、情報発信などを促進する目的で、観光庁が昨年11月に公募。全国各地から事業提案を受けて、岐阜県高山市・白川村、三重県鳥羽市と共に3地域を選んだ。
 同連携会議は、大北3市村と、新潟県糸魚川市・上越市、富山県朝日町の3市1町2村と商工団体、交通事業者などで構成。観光庁事業には、白馬村からの提案で応募した。今後は、観光、宿泊、飲食業者などを対象にしたセミナーやマレーシア料理教室などを開く計画。礼拝環境面では、イスラム教徒が礼拝の際に向う方角「キブラ」を示すコンパスやシールの製作、導入を検討。事業費は全額補助が見込まれる。
交通安全対策推進で受賞 大町市社 「大町運輸」が優良事業所

 長年、交通安全対策を積極的に推進し、交通事故防止に貢献したとして、大町市社の「大町運輸」がこのほど、交通安全優良事業所を受賞した。
 同社は昭和58年に設立。地域企業の物品の長距離運搬やダム堆積土砂の運搬などを行っている。交通事故防止活動では、社内全体で安全講習を行うほか、各部署で警察や運輸局の指導を受けながら現行の交通ルールの講習を受けるなど尽力。長距離や夜間の運転をするドライバーには年2回の健康診断、出庫前にはアルコールチェックなどの点検を行うなど徹底している。今後は一部車両にすでに導入している「ドライブレコーダー」を全車に導入を計画するなど更なる交通安全を図る。
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