2016年2月6日(土)付

リンゴの剪定学ぶ 県北安曇農業改良普及センター 技術員招き講習会

 県北安曇農業改良普及センターは4日、リンゴの剪定せんてい講習会を大町市内2か所で開いた。同市内や池田町、松川村のリンゴ農家から約40人が参加し、より良いリンゴが収穫できるように、これから迎える剪定時期のピークに向けて、専門家から技術を学んだ。
 常盤須沼の太田農園で行われた講習会には、約20人が参加。県農業技術課専門技術員の中澤徹守さんを講師に、シナノスイートやふじなどのリンゴの木で剪定を実践。良い花芽を多く残すことを心がけながら、ひもで誘引して整えたり、リンゴの着色や果実が大きくなるように、枝の方向や重なり方を調整するよう指導を受けていた。
前の人追い越し禁止 期間限定「100活ゲレンデ」 八方尾根スキー

 白馬八方尾根スキー場で4日、ウインタースポーツを安全に楽しむために作られた期間限定の追い越し禁止ゾーン「100活ゲレンデ」がオープンした。「前を滑る人がいれば絶対に追い抜かない」という、ただ一つのルールを定め、スキー場あげて小さな子どもから中高年までが安全に安心して滑れる環境を確保していく。
 4日はオープニングセレモニーが行われ、下川正剛村長や八方尾根スキー同好会のメンバー50人余りが見守る中、テープカットやデモンストレーション滑走でゲレンデのオープンを祝った。
 同スキー場ではスノースポーツを安心安全に楽しんでもらうため、スキーヤーやスノーボーダーによる衝突事故を回避することが一番重要であると考え、ゾーンの設置を決めた。100活ゲレンデは同社が取り組んでいる、シニア世代をこれからの主役として「100歳までいきいきと」をコンセプトに、温泉や山岳環境など、八方の地域資源で支援していく事業「100活」から命名。中高年のみならず、すべての利用者が安全に楽しめるゾーンとして、安全性の向上をはかっていきたい考えだ。
身近なメディアを理解 美麻小中5年生大糸タイムス見学

 大町市の美麻小中学校の5年生9人が4日、社会科学習の一環で大糸タイムス社を見学に訪れた。記者や印刷などの社員に新聞づくりを「取材」し、身近な情報を伝えるメディアの役割に理解を深めた。
 見学は「私たちの生活と情報化社会」をテーマにした授業で、地元の新聞社を取り上げ訪問。取材から校正を経て、紙面の構成を決める整理、紙面作りを担う制作、印刷まで新聞作りの工程を学んだ。
 児童たちは新聞作りのやりがいや苦労、神城断層地震発生当時の体験などを聞き取りながら、ノートにペンを走らせていた。「大きな事が突然起きたらどうするの」などと質問し、社員の「紙面を組み直します」との答えに、「大変だ」と感嘆していた。
大町東小は8日まで いーずらで市内学校展

 大町市教育委員会が同市仁科町のギャラリー・いーずらで開いている市内学校展は8日まで、大町東小学校児童による作品を展示中。書道や絵画、工作など400点以上が一堂に並んだ。
 1年生が紙版画で描いた「ぼく、わたしのかお」や、心を込めた仕掛け絵本、カラフルなステンドボックス、好きな本や動物、大町の見所などを子どもたちの目線で紹介した新聞なども飾られた。
滞在型、周遊観光強化へ 大町市イベント実行委が総会

 大町市イベント実行委員会(実行委員長=牛越徹市長)は3日、総会を市役所東大会議室で開いた。同委員会が主催する来年度の主要イベントの事業計画を決めた。牛越市長は、滞在型や周遊観光の強化を強調し「地域の魅力を磨き上げ発信する」とさらなる集客へ協力を求めた。
 立山黒部アルペンルートオープンカーニバルや塩の道祭り、市内各種トレッキングの事業計画を決めた。
 来年度の立山黒部アルペンルートオープンカーニバルは、開通式と安全祈願祭が全線開通日の4月16日、佐々成政軍団武者行列などカーニバルは24日を予定した。
「節分」への理解深める 大町図書館 豆まきとおはなし会

 大町市の大町図書館(澤口千央美館長)はこのほど、館内2階会議室で「節分豆まき&おはなし会」を開いた。親子連れなど30人が参加。邪気(鬼)を追い払い1年の無病息災を願う年中行事「節分」への理解を深め、楽しんだ。
 市の読み聞かせボランティアによる語りやパネルシアター、絵本の読み聞かせなどが行われた。職員たちは節分を説明した手作りの小冊子や紙芝居などで由来や、行事に用いるヒイラギ、イワシなどの意味を伝えた。実際に豆をいって作った福豆を用意して、伝統の節分を再現した。
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