2016年3月15日(火)付

淡水魚のおいしさ知って 大町 大北漁協連が親子料理教室

 大北漁業協同組合連絡協議会(猿田勝文会長)は13日、淡水魚料理教室を大町市の平公民館で開いた。初めて親子を対象として開催し、地域の住民が地元で育った新鮮なニジマスやイワナなどのおいしい調理方法を学び、味わった。
 同協議会は北安中部、木崎湖、青木湖、姫川上流漁協で構成。平成26年から開催している教室で、子どもにも地元でとれる魚のおいしさを知ってもらおうと、ことしから親子教室の形をとった。
ゲレンデにキャラ集う 「痛板」交流イベント 岩岳で

 スキーやスノーボードをキャラクターの絵で飾る「痛板いたいた」愛好者が集う交流イベント「ゲレンデジャック6・5」(日本痛板協会JIBA主催)は12、13の両日、白馬村の白馬岩岳スノーフィールドで開いた。2日間で延べ400人ほどの参加者が集い、アニメやゲームなどのキャラクター文化のファンたちが、ウインタースポーツを通じて交流した。
 1月に開いた声優トークショーなど催しを中心とする「GJ6」に対し、3月の「6・5」は愛好者同士の交流を中心に据えたイベント。あいにくの雪不足だったが、参加者は華やかなイラストが躍る板やキャラクターの衣装などを身にまとい、限られた滑走範囲を満喫。仲間たちや一般客とも触れ合い楽しんだ。
さらなる企画の充実を おたり自然学校に新メンバー加入

 小谷村の地域おこし協力隊員の大日方冬樹さんが運営する任意団体の「おたり自然学校」は、新年度から新たなメンバーが加わり、新体制でスタートする。新メンバーは地域の特定課題解決に取り組む協力隊員や集落支援員で、これまでは大日方さんがすべて一人で手掛けていたイベントの企画・運営を、新メンバーがそれぞれ得意とする分野で連携しながら協力して実施することが可能となった。村の全面協力を得て、地域の声を拾いあげ、地域密着型のイベントを企画・進行し、その活動を広く発信することで内容をさらに充実させていきたいとしている。
松本山雅の選手と交流 池田 会染小で「キャリア教室」

 池田町の会染小学校の6年生46人は7日、松本山雅FCの「キャリア教室」に参加した。田中隼磨選手(33)と事業本部企画部の小林陽介元選手(32)が来校し、子どもたちに夢を追うことの大切さやサッカーの楽しさを伝えた。
 田中選手が「夢や目標のある人」と問いかけると、子どもたちは「はーい」と元気よく手を挙げ、小説家やプロ野球選手になりたいなど、それぞれの夢を述べた。小学校1年生の頃なりたかったプロ野球選手の夢を断念し、6年生の時サッカーを見つけたという田中選手。「努力すれば必ず夢や目標はかなう。努力すれば必ず自分に返ってくる」と伝えた。
松川中 防災学習の集大成に ハザードマップ報告書 最終確認

 県の防災教育モデル校として防災学習に取り組んでいる松川村の松川中学校(河手密校長)のハザードマップクラブの生徒たちは10日、活動の成果をまとめた経過報告書の最終確認作業を行った。本年度の防災学習の集大成として、作業に集中した。
 同クラブは、昨年度にハザードマップづくりを行った1年生の活動を引き継ぎ、現在の1・2年生11人で立ち上げた。村の過去の水害についてフィールドワークを行い、既存のマップに防災の観点を盛り込んだ。報告書には、学習の経緯や災害当時の記憶、避難所情報、感想などをまとめた。県の実践的防災教育総合支援事業の一環で、信州大学や地図製作会社のアドバイザーのもとで学習を進めた
37年の活動に幕引き 「大町子ども劇場」が休会

 大北地域で音楽や人形劇などの鑑賞を通して親子が育つ機会をつくる活動している「大町子ども劇場」が休会する。13日には最後となる第190回の例会が大町公民館分室で開かれ、劇場休会に別れを惜しんだ。
 最後の例会には、会員や同会に関わってきた住民など約50人が訪れ、「人形劇団京芸」の大道芸パフォーマンス「じゃん・じゃが・じゃん!」を観劇した。次々に登場するパペットのコミカルな動きや大道芸の技に、会場から大きな笑い声や拍手が響いていた。会場には、37年間の活動を写した写真や舞台に立った人たちのサイン色紙なども並び、子ども劇場を楽しんできた人々が懐かしんでいた。
 約20年にわたり会に参加してきた会長の藤巻由三子さん=常盤上一=は「休会は寂しいが、役割は果たしたと思う。劇場としては終わってしまうが、知り合った仲間や親子のふれあいはかけがえのないもの。違った形でこういう活動がまた芽吹いてくれれば」と話した。
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