2016年3月17日(木)付

大町ガールスカウト再興 第6団40年の歴史存続へ

 大町市を拠点に活動するガールスカウト長野県第6団は新年度、団員確保に本腰を入れる。かつて30人ほどいた高校生以下団員も現在は1人に。団委員長の浅野久美子さん=幸町=は、募集地域を近隣町村に拡大させることも視野に入れ「第6団の40年の歴史を途絶えさせるわけにはいかない」と気を引き締める。
 6団は、昭和50年5月に発足した。最盛期は高校生以下団員と成人会員あわせ50人以上いたというが、成人会員の高齢化や入団者の減少が進み、現在は成人会員9人と高校生以下団員1人の計10人で活動している。団員不足から、多くの団員を有する安曇野市豊科の第38団と活動をともにしている。
 ガールスカウト活動もまもなく3年目を迎える大町北小学校2年の水野綾乃ちゃん=写真。6団唯一の高校生以下団員だ。
 なじみある顔が少ない豊科の団との活動も多いが、その中に、一人で飛び込み仲間の輪を広げている。
最後の思い出づくり 白馬北小6年生を送る会

 白馬村の白馬北小学校で15日、卒業を控えた6年生を送る会が開かれた。在校生がこの日のために企画した心のこもった出し物で61人の卒業を祝い、残り少なくなった小学校生活最後の思い出を深めた。
 次年度のリーダーとなる5年生が中心となり、会場の飾りつけや会の進行を行った。児童会長の樋本真結さんが「6年生と過ごす時間が減ってきました。今日は最高の思い出を作るよう楽しい会にしましょう」とあいさつ。各学年はこの日のために練習してきたダンスや呼びかけ、クイズで振り返る思い出のスライドなどを次々に披露。これまで学校の中心として頑張って来てくれた6年生をねぎらいながら「中学校でも頑張ってください」と激励した。
最速の栄光めざし熱戦 栂池スキー場でオタリンピック

 小谷村の若者有志でつくる「OTARI―nk(オタリンク)」(宮嶋浩司会長)は13日、栂池スキー場を会場に「第3回オタリンピック」を開いた。スキーを始めたばかりの小さな子どもたちやジュニア選手をはじめ、中高年のスキー愛好家ら幅広い世代が集い、小谷最速の栄光をめざし、熱戦を繰り広げた。
 例年はナイターによる大会を行っていたが、ことしは雪不足だったため、スキー場やスキー学校の協力を得て、鐘の鳴る丘ゲレンデに特別コースを設けて昼間に実施した。絶好のスキー日和となり、新雪にも恵まれてゲレンデコンディションも最高の環境下で大会を開くことができた。参加者はスキー・スノーボードやテレマーク、クロカン等、それぞれ得意の種目で、1本勝負のタイムレースに挑んだ。
池田町制施行100周年・合併60周年記念事業 「桜仙峡」にサクラ植樹 豊かな自然環境後世に

 池田町陸郷の有明、小実平、宮ノ平の住民でつくる陸郷登波離橋愛護会(藤松守会長)は12日、本年度の町制施行100周年・合併60周年を記念し、同会が周辺の環境整備に取り組む「桜仙峡」一帯でサクラの植樹を行った。会員を中心に幼児からお年寄りまで約30人が参加。サクラ咲く豊かな自然環境を後世に残したいとの願いを込め作業に汗を流した。
 サクラの名所で知られる桜仙峡に通じる町道沿い約3`にカワズやヨシノ、ヤマザクラ3種約300本の苗を植えた。子どもたちの姿も多く、斜面に掘られた穴の中に1・5bほどの苗を丁寧に植え「大きく育ってね」などと声をかけていた。
夢に向かい学び舎に別れ 大北トップ松川小で卒業式

 松川村の松川小学校で16日、大北のトップを切って卒業式が行われた。保護者や教員、在校生が見守る中、卒業生102人(男子47人、女子55人)が、6年間過ごした学びやに別れを告げた。
 真新しい中学校の制服を身につけた卒業生が、温かい拍手に迎えられて入場。木下潤児校長から卒業証書が手渡された。名前を呼ばれると「はい」と大きな返事をし、「ありがとうございます」と笑顔を垣間見せていた。
迫力の手筒花火に歓声 白馬五竜スキー場でスノーフェス

 白馬村の白馬五竜スキー場で12日、恒例の「スノーフェスティバル」が開かれた。国内外から多数の来場があり、今シーズン、白馬・小谷スキー場で実施されたさまざまな夜の祭りを締めくくる、大イベントを楽しんだ。
 フィナーレは音楽に合わせてゲレンデに美しい花火が打ちあがる「ミュージック花火」が行われた。火薬を詰めた手筒を人が抱えもって行う三河伝統手筒花火は圧巻。白銀のゲレンデを色とりどりに染める花火と、来場者の間近で披露する迫力あるパフォーマンスに、観衆は歓声をあげて楽しんでいた。
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