2016年4月16日(土)付

「若宮駅前線」が全線開通 大町市 園児・生徒が通り初めで祝う

 昭和40年代から本格着工した都市計画道路「街路若宮駅前線」が15日、全線開通した。バイパス大町駅前入口信号から、市役所西約100b付近の県道有明大町線(桜田町)につながる総延長1130bの幹線市道。沿線ではまもなく、大型商業施設も開店する。バイパス西側地域から駅前中心市街地へのアクセス緩和など市民生活の利便性向上に期待がかかる。
 同路線は、片側3bずつの車道に路肩、歩道を設けた全幅16bの歩車道を分離した安全性の高い構造。東洋紡跡地やはなのき保育園、仁科台中学校裏を通過し市役所付近の県道有明大町線につながる。幅員も広く、防災面にも役立つ道路として位置付ける。工区を分け、段階的に事業着手してきた。
被災経験役立てて支援 熊本で地震 大北から物資や募金

 熊本県熊本地方で最大震度7を観測し死傷者が発生している地震で、神城断層地震を体験した大北地域では翌15日、いち早く被災地支援の動きが始まった。支援物資の発送や義援金の募金など、経験を生かした活動が進められている。
 白馬村と村社会福祉協議会は、15日中の発送を目指し支援物資を準備。ブルーシート約350枚やマスク、使い捨てカイロ、土のう袋、一輪車・二輪車、ヘルメット、手袋などを村の備蓄倉庫から用意した。職員が手分けして整理し、週末を前に発送できるようにトラックに積み込み、被害の大きかった益城町のボランティアセンターへ送る予定だ。
29日にはイベントも 白馬五竜 カタクリの花開く

 白馬村の白馬五竜かたくり苑の開花が始まった。同所は村花に指定されている希少なカタクリの生地として有名。毎年多くの観光客が訪れてにぎわう。
 ことしは雪解けが早く、園内は4月上旬ですっかり消えて、例年より10日以上も早く花が咲き始めた。地域住民は「ことしもピンクのじゅうたんのような群落が期待できそう。でも例年より見ごろは早くなるのでは」と予想している。

 褐ワ竜と白馬五竜観光協会は、29日に「第21回白馬五竜かたくり祭り」イベントを開く。午前10時30分に開会式、10時50分からコンサートなどアトラクションを予定。地元で採れた旬の山菜天ぷら、五竜鍋、きねつきもちを各100円で提供し、地域自慢の味で来場者を歓迎する。送迎バスの運行もある。問い合わせは白馬五竜観光協会0261-75-3700まで。
全村挙げて観光客歓迎 小谷塩の道まつり準備進む

 第37回塩の道まつりの開幕を飾る小谷村で14日、小谷村の実行委員会が開かれた。昔の姿を残す古道を歩くイベントに、全村を挙げて盛り上げ、観光客を歓迎する。
 小谷村会場では5月3日午前8時から、下里瀬から栂池駐車場までの約9`を歩く。記念品に手ぬぐいや通行手形を用意。昔の旅姿を模したボッカ隊や飛脚が歩き、民謡や太鼓などの郷土芸能や振る舞いなどで歓待する。
入学・進級「祝」い献立 池田松川の給食センター

 松川村の池田松川学校給食センターは13日、入学・進級のお祝い献立を用意した。子どもたちの人気メニューで、入学・進級を祝った。
 「祝」の字が入ったナルト入りのすまし汁や人気献立の鶏の唐揚げ、「祝 おめでとう」とパッケージにデザインされたイチゴゼリーなどが提供された。
 毎日完食しているという松川小学校の1年生71人の児童は、協力してコンテナを運び、順番に配膳をした。「いただきます」と声をそろえ、唐揚げなどをほお張った。「おいしい」と口をそろえ、食べっぷりのよさを見せた。
「トットちゃん広場」見学 松川 ちひろ公園サポート隊に公開

 松川村西原の安曇野ちひろ公園内にことし7月オープン予定の「トットちゃん広場」の施設が14日、広場の運営やイベントなどの企画に携わる地元住民グループ「ちひろ公園サポート隊」に公開された。施設内が公開されるのは初めてで、隊員が内部を見学し、オープニングイベント開催や施設利用方法などに向けてイメージをふくらませた。
 トットちゃん広場は、いわさきちひろが挿絵を描いた「窓ぎわのトットちゃん」に登場するトモエ学園の世界を再現する。広さ約1・7fに畑や水田なども整備し、食や農、いのちを体験したり、トットちゃんの世界を体感できる場所が完成する予定。
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