2016年6月18日(土)付

北アエコパークが起工 平成30年7月完成へ 大町・白馬・小谷のごみ焼却

 北アルプス広域連合が大町市平源汲に建設する一般廃棄物処理施設「北アルプスエコパーク」の安全祈願祭と起工式が17日、現地で開かれた。同市、白馬村、小谷村のごみ焼却施設で、平成30年7月末完成を目指す。建設地選定を巡っては、住民理解が得られず年月を要した計画だけに、安全対策に万全を期した施設建設・運用を進めるとともに、徹底した情報公開や説明の継続が求められる。
 源汲グラウンド南側約2万9000平方bに、4階建て延べ3800平方bを建設する。地上高は建物25b、煙突59b、処理能力は1日40d。建設工事費は約44億円。30年3月下旬から試運転で大町のごみを、8月から本稼働で白馬、小谷のごみも受け入れる。
秋篠宮さま被災者激励 仮設住宅見舞われる 白馬村

 総裁を務める日本植物園協会の大会で白馬村を訪れている秋篠宮さまは17日、同村飯森の応急仮設住宅を見舞われ、同村に大きな被害をもたらした平成26年の神城断層地震の被災者を励ました。
 応急仮設住宅では、下川正剛村長が秋篠宮さまに被災状況を説明。全壊した家での救出作業や倒壊した神社の写真を見ながら、懸命の救助で犠牲者が出なかったという説明を受け、「そうなのですね」とうなずかれた。
給食の「フキ」皮むき体験 小谷小3年生山菜で食育

 小谷村の小谷小学校の3年生児童がこのほど、給食で提供される山菜の「フキ」の皮むきを体験した。村特産の山菜について理解を深め、慣れ親しんでもらいたいと実施されている食育の一環。全校児童においしく食べてもらおうと、心を込めて1本1本ていねいに皮むきを行った。
 作業に先立ち、栄養教諭の塩嶋久美子さんから「小谷の食べ物を知ろう」と題した講義を聞いた。塩嶋さんは「山菜は苦くてあくが強いけれど、胃腸を守ったり暑さに負けない体をつくってくれる、自然のおくすり≠ナす」と効能を説明。「小谷はそうした宝物が豊富な素晴らしいところです。どうか自然を大切にしてください」と、食の大切さとともに自然を保全する重要性も呼びかけた。
松川のボニートンJr「日本一目指す」 フットサルで初の全国へ

 松川村の小学生サッカーチーム「ボニートンジュニアFC」は、8月12〜14日に東京都で開催される「バーモントカップ第26回全日本少年フットサル大会」に出場する。4月の県大会で優勝し、フットサルでは初の全国切符を手に入れた。チームワークと攻守の切り替えの早さを武器に、「日本一を目指す」と大舞台での健闘を誓っている。
 ジュニアのフットサルでは唯一の全国公式大会で、都道府県代表の強豪48チームがエントリーする。「ボニートン」からは6年生13人が出場。県大会では、1、2次予選と決勝の9試合を全勝した。キャプテンの青柳力樹りき君(12)は「皆の力を一つにできることがチームの特徴。練習に集中して、1試合ずつ大切に戦うことで全国優勝を目指したい」と大きな目標を掲げている。
新園舎完成心待ち あすなろ保 上棟式で餅まき

 大町市常盤清水のあすなろ保育園改築現場で17日、上棟式が行われた。発注者である市や工事関係者が建設中の施設内から、新園舎の完成を心待ちにする園児に向け紅白の餅がまかれた。
 上棟式の餅まきは、園児たちの思い出にと、建築本体工事を受注した大八木建設ら施工業者が準備した。餅を手にした子どもの笑顔が広がり、年長児たちが「新しい保育園ができるのを楽しみにしています。お仕事頑張ってください」と声をそろえた。
家族や知人の作品に歓声 本紙主催似顔絵コンクール巡回展 デリシア大町店

 大糸タイムス社主催・第32回「わが家の笑顔・家族の似顔絵コンクール」の巡回展が22日まで、大町市のデリシア大町店で開かれている。園児や小学生が表情豊かに家族を描いた作品の中から、入賞と入選の計114点
を展示する。
 ことしは大北地域の子どもたちから2186点の作品が集まり、「小学校高学年」「低学年」「幼稚園・保育園」の各部門で、それぞれ入賞8点と入選30点を選出した。
 巡回展はこの後白馬村のAコープ白馬店で25〜29日、池田町のザ・ビッグ信州池田店で7月2〜6日、松川村のパラオで9〜14日に開催される。
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