2016年8月12日(金)付

「山の日」に登山 初の祝日 大北各地にぎわう

 初めての国民の祝日「山の日」の11日、大北地域の各登山口は、北アルプスの頂を目指す登山客の姿であふれていた。
 大町市の爺ケ岳山頂に通じる柏原新道登山口近くの市営駐車場などは早朝から満車状態だった。天候にも恵まれ、北ア山麓に吹き渡る心地よい風を感じながら、準備を整えた登山客たちが次々と入山していった。
ドローンの操作学ぶ 白馬で夏休み体験イベント

 白馬村の白馬岩岳ゆり園&マウンテンビュー・ホワイトプラザ前を会場に16日まで、初企画の「夏休みプチ・ドローン体験」イベントが開かれている。多数の観光客らが参加して、近年話題を集める無線操縦の無人航空機「ドローン」について操縦方法を学び、安全に飛行させるためのマナーの意識を高めている。
 体験会は東京でイベント企画などを手がけるヒュームの主催。注目度が高いドローンだが、学べる場所や飛ばす場所が限られているといい、自然豊かな岩岳でドローン活用について実践的に学んでもらおうと、地元の全面協力で体験会を企画した。
体操女子団体で全中出場 大町第一中の3人が表敬

 大町市の大町第一中学校体操部は10日、市役所を訪れ、第47回全国中学校体操競技選手権大会(23〜25日、福井県)女子団体への出場を牛越徹市長に報告した。
 女子部員は2年生の坂口彩夏さん(14)と原田野乃花さん(13)、1年生の國府方杏月さん(12)の3人のみ。団体出場に必要な最低人数だが、県大会と北信越大会で優勝を果たした。いずれも市内のジム・ネット体操教室で練習を続けている。
チョウの姿独自視点で 池田 宮田紀英さん写真展

 池田町の安曇野東山包美術館は24日まで、、日本自然科学写真協会会員・信州大学1年の宮田紀英さん(18)=池田町中鵜=による第10回「安曇野池田町 蝶ちょうの作品展」を開いている。多種多様なチョウの姿を独自の視点で捉えた写真展。
 羽化してまもないミヤマカラスアゲハや朝日を浴びながら林中を舞うオオミドリシジミなど、春から夏にかけて、大北地域や松本平に舞うチョウの姿約40点を解説やエピソードを交えて紹介。町内に生息する100種類以上のチョウの写真も、絶滅が危惧される種類にスポットを当てて紹介している。
 14、21日午前11時から写真の解説を行う。入館料300円。開館時間は午前10時〜午後6時。木曜休館。
 問い合わせは同館рO261-62-5078まで。
親子でセミのぬけがら探し 大町山博「温暖化ウオッチ」

 地球温暖化が自然に及ぼす影響を調べようと、県環境保全研究所は4日、自然ふれあい講座「みんなで温暖化ウオッチ セミのぬけがらを探せ!」を大町市立大町山岳博物館で開いた。大北地域などから親子ら14人が参加し、博物館周辺に生息するセミの抜け殻を採取し、種類や個体数を記録して自然の変化を調べた。
 同講座は現在県内6か所で開催し、毎年の個体数変化を計測している。大町会場では4年目の実施で、大町市には11種類のセミが生息しているとされ、昨年は7種類・407体のセミの抜け殻が発見された。
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