2016年9月3日(土)付

グルメGPに特別賞創設 北ア山麓ブランド委 料理人の創意工夫を評価

 北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会は、10月31日まで開催中の「食のグルメグランプリ(GP)」に審査員特別賞を創設した。GPは飲食者数で人気を競い合うが、今回からブランド認定品の生かし方にも着目して料理人の創意工夫に光を当てる。1次審査員が参加29店に出向いて試食し、調理師などがプロの目と舌で最終審査を行う。
 GPの参加メニューは、北ア山麓ブランド認定品を2品以上使うことが条件。特別賞では、認定品を生かして質の高いメニューを考案した飲食店を表彰し、認定品のPR・普及拡大をさらに進める。
遭難救助や啓発に尽力 大町北ア夏山常駐隊4人に感謝状

 夏山常駐パトロール隊員として北アルプス北部地域で山岳遭難救助や遭難防止対策に尽力した4人に、大町署は署長感謝状を贈り、長年の功労をたたえた。
 表彰を受けたのは、パトロール隊副隊長の宮嶋岳生さん(51)=小谷村千国乙白馬乗鞍、キレット班班長の多川敦さん(38)=栃木県小山市、白馬班班長の阪谷健志さん(48)=小谷村中土石原、白馬班隊員の櫻井峰久さん(47)=白馬村北城切久保。4人は隊員としてそれぞれ8年〜14年間、北アルプス北部地域の夏山で登山者への安全指導、啓発活動や遭難者の救助活動で活躍してきた。
一人ひとりを大切に 小谷でおはなしコンサート

 小谷村で「Nature&Culture」(松浦陽子代表)はこのほど、「おはなしコンサート〈Piece of Peace〉」を小谷村立屋共働学舎のログハウス「かおるハウス」で開いた。
 出演は、松浦さんの息子で音楽大学1年生の野歩さん(19)がピアノ、高校生の娘(17)が朗読を務め、ゲストにサクソフォンの野村直史さんを迎えた。シューマンの「子どもの情景」やレオ・レオニ作・谷川俊太郎訳の「フレデリック」の朗読、「ふるさと」などを演奏。調律もそこそこのピアノも弾きこなす素朴な音色と澄んだ声が、自然の中のログハウスに響いた。最後に讃美歌の「いつくしみふかき」を歌い、集まったカンパを共働学舎に手渡した。松浦さん(51)=伊折=は、東日本大震災をきっかけに同村を訪れるようになり、最初の夏に同場所で3人の子どものコンサートを開いたのが最初。ハンディを持つなどさまざまな人が共に暮らすコミュニティである共働学舎と、一人ひとり違うことを大切にする考え方を多くの人に知ってもらおうと、若くして亡くなった女性の形見として建てられたこのログハウスを、5年目の節目に会場とした。
陸上 東海大会で好成績 松川小5年鈴木君と6年丸山君

 松川村の松川小学校の陸上クラブに所属する5年生の鈴木慎吾君(10)と6年生の丸山祥太君(11)が、8月28日に愛知県で行われた「東海小学生陸上競技大会」に出場し、好
成績を収めた。31日、村役場を訪れ、平林明人村長に報告した。
 6月末に行われた県大会に出場した2人は、それぞれ上位に入賞し、東海大会への出場権を獲得。東海4県と長野県から4人ずつ計20人がエントリーし、学年ごとに予選と決勝で競った。
自然体のライチョウ写真に 安曇野市の高橋広平さん 大町山博できょうから展示

 大町市立大町山岳博物館で3日から、企画展「雷鳥〜四季を纏まとう神の鳥〜高橋広平写真展」がはじまる。安曇野市穂高在住のライチョウ写真家・高橋広平さん(38)の写真作品約80点を通して、北アルプスに生息する野生のニホンライチョウの自然体の愛らしい姿をみることができる。
 高橋さんは平成18年から登山をはじめ、翌年、北アルプスで下山中に出会ったライチョウに「一目ぼれ」。以来、一眼レフを両手に、四季を通じてライチョウの姿をとらえてきた。本年度からはライチョウサポーターとしても活動し、写真を通じてライチョウ保護意識の普及、啓発にも尽力している。
 同館では企画展にあわせ展示作品も多く掲載されている写真集「雷鳥〜四季を纏う神の鳥〜高橋広平写真集」も発売する。67n、ハードカバー・2000円(税込み)。
 問い合わせは同館рO261-22-0211まで。
人生の先輩に感謝の心 白馬 敬老会歌や踊りで盛り上がる

 白馬村は9月の敬老の日を前に8月31日、「第30回敬老会」をウイング21で開いた。多年にわたり村や地域の発展に尽力した村内の75歳以上のお年寄り250人余りを招き、人生の先輩たちに感謝するとともに、末永い健康長寿を願った。
 開会式で下川正剛村長は「地域や村の今があるのも皆さまのおかげとあらためて感謝と敬老の誠をささげたい。今日は十分楽しんで明日からの糧にしてください」とあいさつ。アトラクションでは昨年に続き安曇野市のプロ歌手で歌謡教室を主宰する白洲美穂さんや音楽仲間らが出演し、演歌や踊りで盛り上げた。
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