2016年9月17日(土)付

全国で16人金賞以上入賞 大町の信濃書写教室

 本年度の第28回全国ひらがな・かきかたコンクール(全国書写書道教育振興会主催)で、大町市桜田町の信濃書写教室の生徒16人が、金賞以上入賞を果たした。小学1年硬筆の部では、大町南小学校の原山萌さんが、最高賞の文部科学大臣賞に次ぐ特別ダイヤモンド賞に輝いた。
 本年度のコンクールには、全国各地の小学生と幼児から1万5411点(硬筆の部1万1716点、毛筆の部3695点)が集まり、中央審査を経て各賞が決まった。同教室には8月末に結果が届き、16人の入賞を喜んだ。
 原山萌さんは、全国1616人が挑戦した「おんがえし」を課題にした硬筆の部に出品し結果を出した。「字がうまくなりたい」と同教室に通いだして10か月余り、「満足のいく字が書けた」と振り返った。
情報端末導入先行地を視察 白馬中で県ICTシンポ

 県教育委員会は16日、ICT(情報通信技術)を教育に生かす本年度の県ICTシンポジウムを白馬村の白馬中学校で開いた。県内の各市町村教育委員会や小中学校などから約130人が参加。パイロット校として先行的にタブレット端末や電子黒板を導入した同校の授業を視察し、教育へのICTの導入に向けて実情を共有した。
 同校は県内3校目のパイロット校として、昨年度の夏休み明けから授業に村費でタブレット端末約80台を導入し、実践研究に着手した。夏休み中に教師も研修を行い指導力を向上、生徒もルールを定めるなど、生徒主体の学習を実現するツールとして活用してきた。
 公開授業では、国語、社会、数学、理科、英語の各科目でタブレット端末や電子黒板を活用。ネットワークでつながった端末を通じて、教師と生徒が画像や図を活用し、互いの考えを表現・共有できる環境での学びを実践していた。
戦国末期の信越の歴史 小谷村公民館で生涯学習講座

 小谷村公民館の生涯学習講座「小谷の歴史に学ぶ」がこのほど、開かれた。大町市文化財センターの小林茂喜さんを講師に、村内に残されている古文書から戦国終末期の信越の歴史に理解を深めた。
 小林さんは「わかっている事実をもとに、わかっていない部分を推理していくのが歴史の面白さ」と話し、古文書に記された史実から当時のできごとを推測する楽しみ方を紹介した。
2年連続大台へ期待 関電トロリーバス70万人達成

 一大山岳観光地の立山黒部アルペンルート(黒部ダム)を走る関西電力トロリーバスの今期乗車数が16日、70万人を超えた。年間乗車数が5年ぶりに100万人の大台に達した昨年に比べ4日遅い達成。今期の運行終了まで2か月半余り。関西電力黒四管理事務所は「まもなく紅葉シーズンを迎える中、PRを強化し2年連続大台へ」と期待を込める。
 70万人目は、富山市から両親と訪れた小木春香さん。「信じられません。長野旅行の良い思い出になりました」と喜んだ。両親とともにくす玉割りを行い、黒部ダムのキャラクター「くろにょん」と大町市の「おおまぴょん」とともに記念撮影を楽しんた。
公園イメージした新商品 松川村・安曇野ちひろ美術館 トットちゃん広場オープン記念

 松川村の安曇野ちひろ美術館内のショップで、安曇野ちひろ公園の「トットちゃん広場」オープンを記念した新商品やいわさきちひろの来年用カレンダーが登場し、人気を集めている。
 開運堂(松本市)が手掛ける黒糖クッキー「トットちゃんの電車クッキー」は、トットちゃん広場の電車の教室に使われている「モハ」と「デハニ」の車両をモチーフにしたパッケージを使用。文房具も入る大きさで、幅広く楽しめる。
 「モハ」と「デハニ」の文字をデザインしたピンバッチやちひろの作品をプリントしたトートバック他、ちひろの絵が描かれた6種類のマスキングテープが年代問わずに好評。
 2017年のカレンダーは、大判と卓上の2種類。トットちゃん広場をイメージして選んだ作品「赤い胸当てズボンの少女」が表紙を飾る。
「地域のため」草取りボラ 大町一中3年白塩河川公園で

 大町市の大町第一中学校(塩原雅由校長)3年生がこのほど、白塩町河川公園で草取りを行った。春に一面の花のじゅうたんになり、北アルプスとの絶景が観光客の人気の立ち寄りスポットとして注目される、シバザクラの周りの草取りを行った。
 同校の3年生は総合的な学習の一環として「市の発展のために自分たちができること」をテーマに学ぶ。ボランティア活動や商店街活性化、特産品開発などの班に分かれて考え、冬までにさまざまな活動を実施する。ボランティア班の20人がこの日、河川公園を訪れた。
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