2016年10月29日(土)付

生徒10人が全国特別賞 信濃書写教室も優良団体賞

 硬筆や毛筆の全国3大会で、大町市桜田町の信濃書写教室(峰村香代表)の生徒10人が特別賞に輝いた。3大会のうち第32回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会では、同教室が優良団体賞を受賞、指導を含め教室のレベルの高さが証明された。
 第32回全国硬筆コンクール(全国書写書道教育振興会主催、出品1万8537点)で仁科台中学校1年の川上菜さん(13)が、第40回全国学生書写書道展(同振興会主催、出品9216点)で岳陽高校1年の工藤千佳さん(15)がそれぞれ学年優勝杯を手にした。
地震被災地の地下構造は 信大チーム微動アレー探査

 最大震度6弱を記録した神城断層地震で大きな被害が生じた白馬村神城堀之内で、信州大学の次世代戦略プロジェクトによる地震防災力強化に向けた調査チーム(代表=原山智・理学部地質学教授)は28日、微小振動を観測して地下の構造を調べる「微動アレー探査」に着手した。7月のボーリング調査の結果と合わせて地下構造について明らかにし、今後の地震防災につなぐ。
 微動アレー探査は、自然界の微細振動(表面波)を複数の地震計で計測・解析することで、地盤構造(S波速度構造)を調査する手法。今回は2、3日をかけて、地区内で三角形に地震計を並べ地点構造を調べる調査を4か所、90bにわたって地震計を並べ、連続的に調べるチェーンアレイ調査を1か所実施する。
酒文化伝え地域活性 小谷で杉玉作り体感教室

 小谷村特産推進室はこのほど、村役場で「杉玉作り体感教室」を開いた。杉玉は造り酒屋で、酒の神様に感謝をささげ、新酒の出来上がりを知らせるために作られている縁起物。最近はインテリアとしても注目を集めている。
 村内在住の小林幸由さんが講師となり、作り方を指導。毎回参加している常連や、初参加のグループなど、多数が参加した。名人の技を身につけようと、現役の蔵人たちの姿もあった。
労ねぎらう「かかしあげ」 池田町堀之内田園に50体

 池田町堀之内の「かかし村」でこのほど、秋の収穫を祝い、かかしの労をねぎらう「かかしあげ」が行われた。稲刈りの終わった田園地帯にユニークなかかし約50体がお目見えし、来場者の目を楽しませた。
 餅つきをするかかしやカキを採るかかし、はざがけ用の棒でブランコをするかかしなどが、のどかな農村風景を再現。テレビ局の取材班や酔っ払いのかかしたちも登場し、会場を盛り上げた。
陶芸や俳句、歌に踊り披露 松川村文化祭30日まで

 平成28年度松川村文化祭(同実行委員会・村公民館主催)が30日まで、すずの音ホールで開かれている。初日の午前中は、準備に集まった出展者らが、お互いの作品を鑑賞し合うなどして活気づいた。
 展示発表には、約20の団体・個人が出品。各教室や福祉施設などによる陶芸や俳句、盆栽、手芸などの力作や写真による活動内容の紹介など、趣向を凝らした展示を行う。小学生の禁煙ポスター作品展も並ぶ。
 芸能発表には、音楽や歌、踊りなど16の団体が出演し、日頃の練習や活動の成果を披露する。
県大会で優勝次は全国だ 大町の早起き野球チーム・THクラブ

 大町市の早起き野球チーム・THクラブ(勝野肇監督、鈴木敦主将)は、中川村で開催された県大会で2年連続3度目の優勝を飾り、新潟県で来年10月に開催される第37回全日本早起き野球大会への出場権をつかんだ。
 県大会は、県内各連盟を代表する24チームによるトーナメント戦で争われた。THクラブは、5対2と初戦で勝利。2回戦は投手戦となり、ノーアウト満塁から始まる特別延長ルールの末4対2で相手を下した。勢いそのままに準決勝3対0、決勝11対2と順当に勝ち上がり、頂点に立った。
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