2017年1月7日(土)付

伝統「巻き俵」で無病息災 大町市中村家住宅で張り替え

 大町市美麻の国指定重要文化財・旧中村家住宅で6日、正月恒例の「巻き俵(だわら)」の張り替え作業が行われた。300年の伝統をもつ縁起物を飾り、無病息災と地域の繁盛を祈った。
 市文化財センターや美麻公民館の職員、一般参加者などが参加し、4、5年ぶりに表面の数年分のわらをはがし、美麻地区内で栽培された「福島もち」の新たなわらを麻ひもとくさびで巻き付けた。正月飾りとして、縁起物の魚のマスの絵や干し柿や、そろばん、大福帳などの商人の道具を備え付け、えびす大黒天が祭られた神棚に吊るした。
地方に活力飛躍の一年へ結束 本社主催第35回新春賀詞交歓会

 大糸タイムス社主催の平成29年第35回新春賀詞交歓会(北ア広域連合、県北ア広域連合議会、北安曇地方事務所、大町商工会議所、県商工連北安曇支部広域協議会後援)が6日、大町市大町温泉郷の黒部観光ホテルで開かれた。大北地域の市町村長や各界代表者ら約200人が出席し、地方に活力、飛躍の一年を願って結束した。
 主催者を代表し大糸タイムス社の水久保節(みさお)社長があいさつ。地方創生のポイントの一つに持久力があるまちづくりを挙げ「多様な主体がまちづくりの夢や希望に向かいチャレンジし、互いを認め合い、穏やかにつながることで力を発揮する仕組みを築く時を迎えている」と行政と住民が協働してまちを創る「協創(きょうそう)社会」の必要性を強調した。
火災の糸魚川食べて支援を 白馬小谷シーフードシャトル運行

 白馬村や小谷村に滞在する外国人や地元住民を、日本海の海の幸豊富な新潟県糸魚川市へ導く「糸魚川シーフードシャトルバス」が5日夜、本年度の初運行を行った。白馬山麓の観光客や地域住民に新鮮な海の幸を味わってもらい、大規模火災に遭った同市の復興につながればと願いを込め、利用を呼び掛けている。
 同日は白馬村に滞在するオーストラリアやシンガポールからの外国人観光客14人が乗車。1時間半ほどをかけて到着したJR糸魚川駅前では、赤い法被をまとった糸魚川青年会議所(JC)のメンバーの歓迎を受け、魚料理を提供する居酒屋やすし屋へ繰り出していった。
大町で最高峰かけた戦い バレー男子 チャレンジリーグ1初開催 21、22日

 大町市運動公園総合体育館で21、22の両日、バレーボール男子のチャレンジリーグ1大町大会が初開催される。県内からは、南箕輪村を本拠地とするVC長野トライデンツが出場。最高峰リーグのVプレミア入りをかけた戦いが観戦できる。
 チャレンジリーグ1は、8チームによる総当たり3回戦で争われる。上位2チームがプレミアへの入れ替え戦に臨むことができる。
 トライデンツは現在、8チーム中3位とプレミア入りが狙える好位置につけている。大町大会は12、13戦目となる。
 チャレンジリーグ1の大町開催は、県や大北のバレーボール協会などの尽力で実現した。
 トライデンツや県や大北の協会関係者はこのほど、市役所を訪れ牛越徹市長を表敬訪問した。バレーボールを通じた大町のスポーツ振興について意見を交わした。
チューリップで春らんまん″痩c公園堀金・穂高

 安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区では、1万本のチューリップが咲き誇る目を疑うような春らんまん≠フ光景が楽しめる。球根を特殊な方法で冷やして開花時期を調整したアイスチューリップが、見事な花畑をつくり出している。
 多目的ホールを「インドアガーデン」とする冬の風物詩イベント。花期を長くするために室温も13度前後に保ち、少しひんやりする室内には、赤、黄、紫、ピンク、オレンジの花々が鮮やかに開く。「えっ!本物の花?」と驚く来場者も。
個性光る多彩な作品 松本市美術館 中信美術展に388点

 第69回中信美術展(中信美術会主催)が15日まで、松本市美術館で開かれている。主に中信地区在住者が日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門に計388点を出品、大北地域からの秀作も多く並ぶ。キャリアや年齢層の幅広い作家や愛好者らの個性が光り、美術の奥深さと楽しみが味わえる。
 開場は午前9時〜午後5時(最終日は3時半まで)。10日は休館。入場料は大人300円、大学・高校生150円、中学生以下と70歳以上は無料。
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