2017年1月17日(火)付

仲良く伝統行事を継続 堀之内、三日市場初の合同でどんど焼き 白馬

 白馬村の堀之内分館(宮本浩幸分館長)と三日市場分館(柏原芳史分館長)は15日、両地区合同で初のどんど焼きを行った。例年は地区の分館事業としてそれぞれ実施していたが、両地区とも少子高齢化が進む中、伝統行事の継承と地域コミュニティーの強化を図ろうと、初めて合同で実施を決めた。
 両地区は神城断層地震で被害が集中し、住民たちも仮設住宅で避難生活を送っていたが、昨年末に村営住宅が完成。当日は久しぶりに住み慣れた集落に戻った住民も含めてにぎやかに行われ、住民らが災害のない穏やかな1年を過ごせるように願いを込めた。
シャトルバスで糸魚川支援 白馬岩岳で告知イベント

 白馬村の白馬岩岳スノーフィールドで15日、同村と新潟県糸魚川市を結ぶ「糸魚川シーフードシャトルバス」を広く知ってもらうイベントが開かれた。昨年末、大火に見舞われた同市では参加予定の飲食店が被災したため、中止も検討されたが、復興のため開催された。同市を支援しようと、国内外からスキー客の多数の来場があり、日本海の海の幸を堪能した。
雪の中、勇ましく行進 池田町・松川村 消防団が出初め式

 池田町と松川村の両消防団は15日、平成29年出初め式をそれぞれ開いた。雪の降りしきる中で行われた分列行進では、消防法被を身にまとった団員たちが勇ましく隊列を組み、地域住民の生命と財産を守る高い志を披露した。式典では、各種表彰式で消防活動への貢献をたたえ合いながら、昨年の熊本地震や糸魚川市大規模火災など全国で相次ぐ災害を教訓に、備えを万全にする思いを新たにした。

宮田町でどんど焼き 小正月の伝統行事最大級15b

 小正月の15日、大町市宮田町で伝統行事の「どんど焼き」が行われた。「この地域でも最大級」とされる高さ約15bの大きなやぐらに火をつけ、無病息災を願った。
 子どもからお年寄りまで住民約60人が参加。八坂のモウソウチクなどを用い昨年から準備が行われたやぐらに、住民から集まった正月飾りやだるまが飾り付けられた。周囲は13bに及ぶ大きさになった。
新春萬物作りと繭玉 池田 金の鈴が「晴れるや市」で

 池田町金の鈴農作物等生産組合は13日、新春恒例の萬物作りと繭玉作りを二丁目のスペースゼロで行った。商工会が主催する買い物支援の「晴れるや市」に合わせて開催。多くの人たちが買い物を楽しみながら、小正月の縁起物にあやかった。
多彩な民俗芸能舞台で披露 田楽座「まっちゃん」しのび追悼公演 大町

 大町市出身の故・松田満夫さんが座長を務めていた歌舞劇団「田楽座」(伊那市)による追悼公演は15日、大町市文化会館で開かれた。松田さんの旧友などでつくる実行委員会「田楽座を大町で楽しむじゃね〜会」が主催。民俗芸能を愛し、「まっちゃん」と親しまれた松田さんの思いを、ふるさとの舞台で昇華した。
 舞台は松田さんが創った「祭り始めの祝い唄」で幕を開けた。松田さんから引き継いだ若い団員が、南信州の「大獅子」と猿の舞や、東西の太鼓芸能、舞台林、八木節など、多彩で豊かな日本の郷土芸能の数々を披露。豊かな実りを願う「田遊び」でフィナーレを迎えた。
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