2017年5月3日(水)付

「売り手市場」採用に危機感も  大北地域 29社参加し企業説明会

 来春の学卒予定者などを対象にした「大北地域企業説明会」が2日、大町市のJA大北会館アプロードで開かれた。新卒採用を求める29事業所が参加し、仕事や地域の魅力をPRした。全国的な人手不足で学生優位の「売り手市場」が続く中、地方の中小企業の採用環境は依然厳しく、「何年も学卒が採れない」と危機感を募らせる人事担当者もいた。
 里帰り就職やI・Uターン希望者など開会後約1時間で73人が訪れ、このうち高校生が58人を占めた。大学・短大生が少なかった。学生たちは真新しいスーツ姿で各ブースを回り、仕事内容や採用方針について熱心に話を聞いていた。別会場では、高校生対象の就職ガイダンスも開かれた。
労働者の権利と平和要求 メーデー 大町市で集会やデモ行進

 労働者の権利を団結して要求する祭典「メーデー」(1日)に合わせて、各地で集会やデモ行進などが行われた。大北地域では、4月29日に第88回「大北地区中央メーデー」(連合系)、5月1日に第88回「メーデー大北地区集会」(労連系)がそれぞれ大町市内で開催され、労働環境の改善、賃金アップ、核兵器廃絶による恒久平和の実現などを訴えた。
立山黒部アルペンルート GWにぎわい 高さ20b迫る「雪の大谷」

 北アルプスを貫き大町市と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」はゴールデンウイーク(GW)期間中、国内外からの多くの観光客でにぎわっている。標高2450bの立山室堂周辺では高さ20bに迫る雪の壁「雪の大谷」が、観光客に天上の世界を楽しませている。
 雪の大谷では6月上旬まで、室堂ターミナルから約500bにわたって、雪の壁の間を歩くことができる。壁の高さは4月30日現在、最大19b。家族連れなどが記念撮影をしたり、雪山で遊んだりと白銀の世界を満喫していた。
地域の素材で彩る染色 大町の木崎工房 わちがいで展示会

 「信州草木染 木崎工房」の展示会が7日まで、大町市上仲町の創舎わちがい2階で開かれている。庭先で採れた草木、農家からもらった野菜や果物、庭師が持ち寄った枝葉など、染料はどれも地元産。ストール、Tシャツ、ハンカチなどが自然の恵みで風合い豊かに染まる。
皆で作ろう!こいのぼり 松川・安曇野ちひろ公園

 松川村の安曇野ちひろ公園はゴールデンウイーク期間中、「こどもの日」にちなんだ「マンスリークラフト」を実施する。体験交流館には、立派なよろいやかぶとの飾り、五月人形などが飾られ、館内を彩っている。
 5日午後1時からは「皆で作ろう!こいのぼり」。紙のウロコを1枚づつ貼って1匹の大きなこいのぼりを作る。6日1時、1時半、2時からは「こいのぼりを作って飛ばそう!」。傘袋を使って、飛ばすこともできるこいのぼりを作る。
大町市の白塩町河川公園 シバザクラ 一面甘い香り

 大町市の白塩町河川公園でシバザクラの花が見頃を迎え、一面甘い香りの、花のじゅうたんが広がっている。4月30日は色とりどりの満開のシバザクラと北アルプスの絶景に、早朝からカメラを携えた観光客が立ち寄り、散策を楽しんでいた。
 同所は平成23年から、地域の有志でつくるボランティア団体「白塩町河川公園愛護会」(竹内英司会長)が植栽や管理を行ってきた。約8000株のシバザクラが評判を呼び、毎年この時期になると観光客が絶えない。
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