2017年5月21日(日)付

木を育み故郷の自然学ぶ 大北森林祭 松川「山の日」 400人が植樹や除伐

 本年度大北地区森林祭と松川村「山の日」植樹祭が20日、同村の馬羅尾高原で開かれた。すがすがしい五月晴れが広がる中、大北地域のみどりの少年団、住民、県、市町村、林業関係者など約400人が参加。苗木の植樹や初めての育樹(除伐)を通じて、森林の恵みに感謝し木を守り育てる大切さを学んだ。
都市部で大町定住促進PR 駅構内にディスプレイ映像

 大町市定住促進協働会議は今月いっぱい、東京都のJR新宿駅など都市部主要駅構内で、電子ディスプレイで情報を発信する「デジタルサイネージ」を活用して、大町への定住促進をPRしている。
 映像は、新宿駅東口や横浜駅、大宮駅中央改札の柱の大型ディスプレイで放映。「長野県・北アルプスの麓信濃大町で始めよう田舎暮らし」と題した1回15秒。市内出身で、信濃大町観光大使のお笑いタレント・鉄拳さんが描いた大町を題材にしたパラパラマンガ映像「きらり輝く」とともに、セミナー開催の告知や北アルプス国際芸術祭開催などをPRしている。
2年ぶり「奉納温泉」再開 小谷地震被害乗り越え営業

 神城断層地震で大きな被害を受けた小谷村の「奉納ぶのう温泉」が震災後2年ぶりに営業を再開した。地域住民や常連客などが「一時は廃業も覚悟しただけに、本当にうれしい」と喜んでいる。同施設の鷲澤洋人さんは「再開を心待ちにしてくれたお客さまが多く、ようやく希望に応えられてほっとしている。現在は日帰り入浴のみの営業ですが、いずれまた宿泊客も受け入れられるように頑張りたい」と話している。
財務体質強化向け学び 白馬商工会経営塾を初開講

 白馬村の白馬商工会(杉山茂実会長)は20日、本年度新規事業「白馬経営塾」を開講した。村内事業者約30人が受講。28日までの土日計4日間の講座を通し、決算分析や補助金獲得の支援などを行い、既存事業者の財務体質の強化につなぐ。
 コンサルティング会社・デイセンター代表取締役の折原浩氏が講師を務め、初日は補助金の申請に向けて、概要や、事業計画書の作り方などを教えた。個別相談も行った。
「牧利保」の画業振り返る 池田の展望美術館で作品展 6月18日まで

 池田町の北アルプス展望美術館(町立美術館、冨永淳子館長)は6月18日まで、同町にゆかりのある収蔵作家・牧利保(1920〜2006年)の作品展を開いている。油彩・水彩で描いた風景画を中心に展示し、画業を振り返るとともに、作品の魅力を紹介する。
 「全国池田サミット」の文化顧問を務めた牧は、全国各地の「池田」の風景を描き、スケッチ紀行文集を発行。同町とは昭和61年に絵はがき制作のために訪れたのをきっかけに、交流を深めた。
大町の下條さん庭園で見頃 北ア背景に無数のシャクナゲ

 大町市と松川村境の県道有明大町線(山麓線)沿いの「しゃくなげの庭」が見頃を迎えている。
隣接する下条農園の前園主・下條毅さんが丹精込めて育て上げた国内外約200種のシャクナゲが残雪の北アルプスを背景に鮮やかな花を咲かせている。観賞は自由。
 約30eの庭園には、高さ4bの木に無数の紫の花をつけた「キャロライン」や甘い香りを漂わせる「ルテウム」など。フリル状など花の形状や色も多彩なシャクナゲが存在感を放っている。
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