2017年5月25日(木)付

アート作品続々完成 大町市開幕まであと10日

 北アルプス国際芸術祭は6月4日の開幕まであと10日に迫った。参加アーティストの作品も続々と完成を迎えている。大詰めの作品制作現場周辺には、何が行われているのか、と興味を示す市民や観光客の姿も見られる。開幕に向け、大町がアートで彩られていく。
製炭技術次代に伝える 小谷村の山本さん 技術研修会

 小谷村中土の山本国弥さん所有の製炭所でこのほど、「伝統工芸用具・原材料制作技術研修会」(文化庁・一般社団法人全日本刀匠会主催)が開かれた。岩手県認定チャコールマイスター(製炭士)の韮澤彦蔵氏と韮澤シゲ氏が来村し、日本刀作りに使う上質で特別な炭を生産するため、長年培った製炭技術を、次代の後継をめざす人々に惜しみなく伝えた。
「実家の茶の間」の運営費に 池田不要品安く提供「びっくり市」

 池田町1丁目の町中で準備が進められている地域コミュニティカフェ「実家の茶の間」で18〜20日、不要になった品物を提供する「びっくり市」が開かれた。存在を知ってもらう機会にと、次回は25、26、27日の午後1時半〜3時半に行う。
 「(家にある物が)応援資金になれば」という住民の声掛けがきっかけとなった。数人の住民から集まった品物は、蔵に眠っていた骨董品や引っ越しに伴い不要になった食器類やバッグ、ぬいぐるみなどさまざま。安価な値段で提供し、売り上げは運営費に充てる。
身近な里山の動物の営み カフェ風のいろ小野真吾さんの写真展 池田

 池田町堀之内の「カフェ風のいろ」は、会社員・小野真吾さんの写真展「小さな森の物語記」を開いている。大町の山麓に生息する動物たちの営みや表情を捉えた心温まる作品展。
 紅葉の森にたたずむニホンカモシカや狩りをするホンドギツネの子、毛繕いするニホンザル、雪原に残されたツキノワグマの足跡など、四季を通じて撮りためた近作12点を展示する。
若者とベテラン力合わせ 白馬でソフトバレー大会

 第23回白馬ソフトバレーボール春季大会が21日、同村ウイング21で開かれた。地元白馬をはじめ大北地域や糸魚川市、木曽地域など村内外から32チーム、200人余が参加して、予選リーグと決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。
 開会式でハッスルRINの中村典弘さんと百瀬ひとみさんが「勝負にこだわるとともにけがなく楽しみ頑張りたいと思います」と力強い選手宣誓を行い、競技がスタートした。
企画展「子ども百態」開催 松川村 安曇野ちひろ美術館

 松川村の安曇野ちひろ美術館は、開館20周年記念の企画展U「走る!跳ねる!ちひろ・子ども百態」を開催中。絵本の大切なテーマである「子ども」に焦点を当て、躍動感あふれる子どもの姿を描き続けた画家・いわさきちひろ(1918〜74)の作品の魅力を紹介する。7月4日まで。
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