2017年６月23日付

2017年６月23日(金)付

高原の夜空に　光のアート　青島左門さん　花咲く星に　次回きょう、あす展示

　中山高原の夜空に浮かぶ光の数々が、星のように輝き、揺れる。訪れた人たちは光のもとで息を飲み、感嘆の声を漏らし、日常を忘れ、ひとときを作品の中で過ごす。
　大町市で開催中の北アルプス国際芸術祭。アート作品、青島左門さんの「花咲く星に」が好評を博している。美麻・中山高原の一画を会場に、中空に生花を配置してＬＥＤで照らし、光の色を有機的に変容させる作品。印象は星や雲、風の動きなど、気象条件によって変わり続ける。

雄大な北アと花の競演　白馬五竜高山植物園オープン

　白馬村の白馬五竜高山植物園の今シーズンの営業が始まった。雪どけとともに咲き始めた高山植物の女王・コマクサをはじめ、ウルップソウ、シラネアオイなどが見ごろを迎え、雄大な北アルプスとの競演が訪れる人の目を楽しませている。

「来年の入学待ってるよ」　小谷小　児童が年長園児と交流

　小谷村の小谷小学校の4年生児童19人はこのほど、小谷村保育園の年長園児20人と交流活動を行った。遊びや学習を通して年長園児が来年の入学に向けてスムーズな人間関係づくりを図ることを目的に実施。読み聞かせや楽しいゲームで交流を深めた。

林間コース疾走新記録も　松川馬羅尾高原　クロスカントリー大会

　松川村公民館はこのほど、第12回馬羅尾高原クロスカントリー大会を同高原で開いた。大北地域を中心に県内から出場した約40人が自然豊かな高原を駆け抜け、タイムを競った。
　大会は年代や男女、距離別の10部門で開催した。選手たちは馬羅尾高原運動広場を発着点に1周1160㍍のコースを周回。沿道から「がんばれ」の声援を受けながら、起伏に富んだ林間を走った。

感性豊かな力作一堂に　豊科ＩＡＣ美術展　25日まで

　ＩＡＣ（ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＡｒｔＣｅｎｔｅｒ）美術会は25日まで、「第41回全国公募ＩＡＣ美術展」を安曇野市豊科近代美術館で開いている。会員や一般から公募した個性的で感性豊かな力作約240点を一堂に展示している。
　プロ・アマチュアを問わず10～90代の約400人が、絵画や版画、彫刻、工芸など、多彩なジャンルと手法で表現。伝統的な作品から斬新な作品まで、個性際立つ作品が入り交じる展示風景は圧巻。

県宝舞台にジャズの音色　霊松寺　芸術祭　山下洋輔さんライブ

　大町市を舞台に開催中の北アルプス国際芸術祭で、世界的なジャズピアニスト・山下洋輔さんら「スペシャル・カルテット」によるライブがこのほど、霊松寺で開かれた。自然に囲まれた県宝の山門をバックに演奏が繰り広げられ、来場者約300人が歴史と融合したフリー・ジャズの音色に酔いしれた。

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