2017年7月5日(水)付

創意工夫で盛り上げ 大町 北アルプス国際芸術祭歓迎ムード

 大町市内で30日まで開催中の「北アルプス国際芸術祭」をさらに盛り上げようと、市民や各種団体などがさまざまな取り組みを進めている。遠方から訪れた鑑賞者へのもてなしや、にぎわいを創出する演出などに知恵を絞り、それぞれの創意工夫で歓迎ムードを高めている。


鑑賞者くつろぎの場に まちづくり協が長椅子

 大町市や大町商工会議所、商店街など各種団体でつくる大町まちづくり協議会(佐藤悟会長)が、中央通りに設置したお手製の長椅子が、芸術祭に訪れた鑑賞者のくつろぎの場になっている。
 長椅子の設置は、1`以上に及ぶ中央通りの「まち歩き」を楽しんでもらうきっかけになればと企画。芸術祭の開催にあわせ、大北木材協同組合(浅見昌敏代表理事)の協力を得て実施した。





市民参加のジャンクアート 上仲町商店街で展示

 大町市上仲町の商店街では、宮澤邦山さんの制作したジャンクアート作品が並び、市民によるアート展示で観光客を楽しませている。
 展示は、山仲間である原敏朗さんや松下芳也さんら5人が「大町にもすばらしい作家がいることを知ってもらいたい」、「なにかにぎわいの創出をしたい」との思いを強めて企画。芸術祭に訪れた人が多く通る原さんの自宅前を会場に展示を始めた。
核兵器のない世界へ 国民平和大行進大北入り

 核兵器の禁止、廃絶を訴えながら全国を歩く「国民平和大行進」が大北入りし、4日に小谷村からスタートした。あいにくの雨だったが、労組や教組、住民団体などでつくる大北地区実行委員会の呼び掛けで多数の賛同者が集まり、降りしきる雨にも負けず、沿道の住民らに核兵器のない平和な世界の実現を訴えた。
酒どころ池田にぎわい 7月1日・2日「酒蔵めぐり」初開催

 池田町と町観光推進本部は1日と2日、「酒蔵めぐり」を開いた。町内2社の酒蔵、大雪渓酒造と福源酒造をメイン会場に、米どころ、酒どころの風土を紹介、町の魅力を発信するイベントとして初開催。町内とJR明科駅、信濃松川駅を結ぶシャトルバスを運行し、多くの来場者でにぎわった(写真は1日撮影)。
美麻小中 メンドシーノから訪問団 日本文化体験絆を深める

 大町市と姉妹都市で、美麻地区にホームステイしている米国カリフォルニア州メンドシーノからの訪問団が3日、美麻小中学校で生徒と交流した。子どもたちが用意した日本の文化体験などを通して絆を深めた。
幻想的なシンセの音色 若一王子神社 大祓式と万灯祭

 大町市の若一王子神社で6月30日と7月1日、大祓式が行われた。万灯祭の無数の提灯の明かりに照らされる境内に、影武者(小尾信二さん)によるシンセサイザーの幻想的な音色が響く。優美な雰囲気の中で心身を清めた参拝者たちの晴れやかな表情が広がった。
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