2017年8月9日(水)付

ノーベル賞梶田さん 講義 信濃木崎夏期大学 宇宙物理学の魅力に触れる

 大町市木崎湖畔の丘の上に位置する信濃公堂で開講中の第101回信濃木崎夏期大学(信濃通俗大学会主催)は8日目の8日、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学卓越教授・特別栄誉教授で同大学宇宙線研究所長の梶田隆章さんが講壇に立った。素粒子ニュートリノが質量を持つことを示す「ニュートリノ振動現象」を発見した経過を解説し、各地から集まった受講生約300人が宇宙物理学の魅力に触れた。
水しぶき上げ夏満喫 わっぱらんど 園児が魚のつかみ取り

 大町市平上原の「わっぱらんど」で7日、市内のどんぐり保育園とかえで保育園、みあさ保育園の年長児34人を招いた「魚の放流体験とつかみ取りイベント」が行われた。子どもたちは放流した250匹のニジマスなどを追って水しぶきを上げ、夏を満喫した。
 青木湖・姫川上流・木崎湖・北安中部の4つの漁業協同組合からなる大北漁業協同組合連絡協議会(猿田勝文会長)が、淡水魚に触れて親しみ環境保全の意識を育む場として毎年実施する。市と東京電力高瀬川総合制御所の協力で、市内の保育園などを巡回して開いている。
華やかグラジオラスに歓声 小谷介護予防 「わさびの会」五十嵐さんの花畑鑑賞会

 小谷村地域包括支援センターと、同村のNPO法人・安心生活支援「こごみ」は、村内在住の五十嵐一男さんが育てたグラジオラスの花畑の鑑賞会を開いている。公民館を巡回する介護予防事業「わさびの会」の活動の一環として取り組んでいる。
同所は「眺望の里」にほど近い大久保地区にあり、五十嵐さんが自宅観賞用に趣味で育て始めたのが高じて、自身が所有する休耕田約10eを利用して花畑とした。花の種類は30種以上あり、最盛期には一面が華やかに彩られる。
夏休み美術館でボランティア 松川中生 ちひろWSとガイドツアー

 松川村の安曇野ちひろ美術館は、地元松川中学校の生徒約200人が参加する恒例のワークショップ(WS)「ちひろの水彩技法体験」と「美術館ガイドツアー」を16日まで開催している。夏休みでにぎわう美術館で、来館者とコミュニケーションをとりながら、貴重なボランティア活動に励んでいる。
芋掘り汗流し地域と交流 大町 あすなろ保育園児が体験

 大町市常盤清水のあすなろ保育園年長児36人はこのほど、清水農業生産組合が管理する畑で芋掘りを体験した。園児たちは、組合員と保育士に協力してもらいながら、共に汗を流し交流を楽しんだ。
 4月末に園児たちと農家が植えたジャガイモ(オオジロ)は、天候に恵まれて傷みも少なく、この日は約200`を収穫。ジャガイモは、園児たちに配った他、給食や地域住民を招く収穫祭など園のイベントで調理する。
事故で犠牲の隊員しのぶ 大町 県消防ヘリ「アルプス」写真展

 県北アルプス地域振興局と県消防防災航空センターは8日から、県消防防災ヘリコプター「アルプス」の写真展を大町市の県大町合同庁舎で開いている。ことし3月の墜落事故で犠牲となった消防防災航空隊員たちをしのび、訓練の様子などを写した29点を展示、活躍を振り返っている。
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