2017年８月25日付

2017年８月25日(金)付

鳥居と社新築守り継ぐ決意　大町市仁科町　秋葉神社　77年ぶり落成

　大町市仁科町の秋葉神社が、昭和15年の移転以来、77年ぶりに新築落成した。23日の例祭にあわせ、ヒノキ造りの見事な鳥居と社がお目見え。住民たちは、仁科町唯一の守り神で、よりどころの新調に、地域挙げて守り継ぐ決意を一つにした。
　新築計画は長年の懸案だった。社などの老朽化を受け、仁科町自治会や神社総代が中心となり準備を進めてきた。ことし6月の自治会総務委員会で新築を決め、今月23日の例祭に間に合わせようと工事に着手した。

大町　美麻小中学生が紙すき　手作り麻和紙で卒業証書

　大町市美麻小中学校の児童・生徒が、麻和紙を使った卒業証書作りに取り組んでいる。地域の伝統技術を生かした同校の恒例行事。子どもたちは互いに協力し合いながら紙をすき、自身が来春手にする卒業証書とはがき作りに夢中になっている。

地元ならではの情報提供　白馬Alps花三昧　周遊バスでガイド案内

　白馬村で31日まで開催している夏イベント「白馬Ａｌｐｓ花三昧」にあわせ会場を周遊する「花三昧バス」でこのほど、白馬マイスターによるガイド案内が行われた。乗客に今が見ごろの会場の花や村の自然や歴史などについて、達人ならではの幅広い説明を行い、きめ細やかな情報提供でもてなしの向上をはかった。

会場巻き込む歌のステージ　大町ＫＵＲＡ☆Ｇ　ジャズ＆ゴスペルコンサート

　大町市のコーラスグループ「ＫＵＲＡ☆Ｇ」はこのほど、「ジャズ＆ゴスペルコンサート」を同市大原町のねむの木ホールで開いた。グループの指導者で歌手の倉地恵子さんとメンバー19人が出演し、会場を巻き込んだ歌のステージを繰り広げた。
　グループは市内を会場にした「ゴスペルフェスティバルおおまち」をきっかけに発足。フェスで市民クワイア（聖歌隊）の講師を務めた倉地さんに、発声やコーラスを学んでいる。フェスが平成25年に幕を閉じた後も、練習の成果を発表するコンサートを開催してきた。

大町で絆深めた1週間　福島の小中学生が「山の子キャンプ」

　信州・大町山の子キャンプ実行委員会（山内香代子実行委員長）はこのほど、野外活動を中心に共同生活をする「山の子キャンプ」を大町市で開催した。福島県から20人の小中学生が参加し、長野県山岳総合センターや木崎湖キャンプ場などに宿泊しながら水遊びやトレッキングをして自然に触れ、夏の大町を満喫した。
　ことし7回目のキャンプは、総勢70人と例年よりも多くのボランティアスタッフに恵まれた。参加した子どものうち14人が昨年までに参加経験があり、中には6年目という子もいた。子どもたちは到着直後から和やかな雰囲気で過ごし、1週間の中でスタッフや参加者と絆を深めた。

田園にユニークかかし登場　26日　池田の住民有志が夏祭り

　池田町堀之内地区の住民有志らは26日、恒例の「かかし夏祭り」を地区内の土手周辺で開く。フヨウが満開ののどかな田園地帯に、人間そっくりのユニークなかかしたちが登場し、来場者を迎える。
　毎年趣向を凝らして、農村地域の生活風景や人間模様をユーモラスに演出するかかし夏祭り。ことしは「かかし村」の住民だけでなく、同地区の他団体もかかし作りに参加し、昔ながらのかかしも登場する。フランクフルトやかき氷、地元農作物などの販売も行う。

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