2017年8月26日(土)付

芸術祭の経済効果に関心 大町アンケートなど検証進む

 大町市内で6月4日から7月30日まで開催された北アルプス国際芸術祭の検証作業が経済団体など各方面で進んでいる。大町商工会議所は、関係事業所を対象とした独自のアンケート調査を実施。シンクタンクの一般財団法人・長野経済研究所による経済効果の分析調査結果も、年内に発表となる。芸術祭期間中の来場者数は推計で延べ40万人を超えたが、その成果と課題を今後の地域活性化策にどう生かすのか。トリエンナーレ(3年に1度開催)としての継続可否の判断材料ともなる検証結果が注目される。
てるてる坊主♂゚去最多 25〜27日池田でアート展力作並ぶ

 池田町のシンボルを芸術作品として展示する「第11回いけだまちてるてる坊主アート展」は25日から27日まで、あづみ野池田クラフトパークで開かれている。全国各地から集まった過去最多2500点以上のてるてる坊主が並び、来場者の目を楽しませている。
 アート展は、童謡「てるてる坊主」の作詞者で池田町出身の浅原六朗にちなんで開催。公募作品を自然豊かな景観の中に展示し、地域の魅力を発信している。ことしは「一般」「子ども」「ファミリー」「グループ」「造書」の5部門で審査し、27日に表彰式を行う。
アドベンチャーレース国際大会 アウトドアの魅力発信へ 来年白馬で関係者が村に協力要請

 白馬村を拠点に、長野県でアドベンチャーレース(AR)の国際大会を2018年に開催する計画が動いている。世界が注目するレースの開催を通じ、豊かな自然環境とさまざまなアクティビティがそろった日本のアウトドアの魅力を発信する。関係者は25日、村役場を訪れ、下川正剛村長に実現に向けた地元自治体の協力を求めた。
 ARは、女性を含む3〜4人のチームで、地図を見ながらルートを探し、トレッキングやマウンテンバイク、ラフティング、崖でのロープワークなど、さまざまな種目を重ねゴールを目指すスポーツ。
自然にふれ生きる力育む 千葉県のNPO主催小谷で1週間キャンプ

 千葉県のNPO法人「ヤックス自然学校」が主催するサマーキャンプ「1week探検村キャンプin信州小谷村」が24日まで、初めて小谷村を拠点に開かれた。地域教育団体「おたり自然学校」を運営する大日方冬樹代表がヤックススタッフとして活動していた縁で、自然体験教育活動の普及をはかる同じ目的を持つ団体の連携も深めようと企画。千葉県や東京都などから21人が参加して、大日方代表が再生した「石坂森林探検村」で、多様な自然環境にふれながら生きる力を育んだ。
日本伝統お茶≠ノ親しむ 大町はなのき保育園で教室

 大町市若宮町のはなのき保育園(中島恵里子園長)で24日、お茶教室が開かれた。地域のボランティア講師の指導で、年中児26人が、日本伝統の道に親しんだ。
 子どもたちに抹茶を身近に感じててもらおうと、八日町の裏千家上條宗弘さん(本名・弘)、宗光さん(本名・光代)夫妻が講師を務め、年に4度実施される恒例の教室。ことしは幼児クラスの全園児74人が年に1度ずつ体験し、最後の1回は年長児の成果の披露の場として開く。
ネパール料理店災害救援 ネパール料理店「シェルパ」豪雨災害へ救援

 大町市の大町名店街にあるネパールレストラン「ヒマラヤンシェルパ」は23日、豪雨災害に苦しむネパールを支援するために、休日返上で営業を行った。閉店までに77人が来客。売り上げは5万6千円に上った。この日の売り上げは全て災害支援団体に寄付する。
 本来なら定休日である水曜日にも関わらず午後3時〜11時までの間に店内には知らせを聞いた人々が次々と来店した。訪れた人々は終始笑顔で店内は賑わいを見せたが、店内のテレビで現地ネパールの被害を伝える映像が流れると沈痛な面持ちで画面を見入る人々も。ネパールを含む南アジアでは、今月中旬の豪雨により、平野部を中心に大きな被害が出ている。
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