2017年10月4日(水)付

ヒノキ苗木林野庁長官賞 県内唯一大町の菅沢さん品評会入賞

 大町市常盤清水の「やまと種苗園」代表の菅沢和博さん(55)が生産したヒノキの苗木が、福岡県で9月に開催された第3回全苗連生産者の集い全国山林苗畑品評会(全国山林種苗協同組合連合会主催)で、林野庁長官賞を受賞した。農林水産大臣賞に次ぐ賞で、県内からは菅沢さんが唯一、品評会入賞を果たした。
不用食器150軒から2d 白馬再利用・再生へ回収

 白馬村と同村の有志でつくる「白馬・食器リサイクルをすすめる会」は1日、家庭で不用になった食器の回収活動を村役場で行った。昨年の120軒を上回る約150軒の家庭から2d余の不用食器が持ち込まれ、新しく生まれ変わる食器にリユースするための、回収現場へと運ばれた。
 役場では有志をはじめ多くのボランティアが回収作業に参加。回収の受け付けや、埃のある食器の洗浄を協力して行った。持ち込まれた食器で状態の良いものは「リユースコーナー」を設けた。必要な人に再利用を呼び掛け、人気を呼んでいた。
砂防の現場で防災学ぶ 小谷小が地域知る総合学習

 小谷村の小谷小学校で、村についてさまざまな角度から学び、体験する総合学習「小谷っ子タイム」がこのほど行われた。このうち施設名所探検隊グループ27人は、日本三大崩落の一つに数えられる稗田山崩落のあった、金谷橋・浦川砂防工事現場を見学。工事現場で使われている重機の運転や、自然災害から村を守る砂防事業を間近で体感し、防災への知識を深めた。
ろくろ回し相道寺焼学ぶ 池田流酒塾ぐい呑み作り

 池田町公民館はこのほど、平成29年度新池田学問所(中期)「池田流酒塾」の第2回を、相道寺焼の工房で開いた。宮澤弘幸さん(52)を講師に、ぐい呑のみ作りを体験した。
 参加者らは、見よう見まねでろくろの使い方を学び、指で押さえたりつまんだりしながら粘土の厚さを調節。「下は厚く、上は薄く」「重さも大事」などのアドバイスを受けながら、道具を使ってそぎ落としたり、模様を入れたりしながら、思い思いの作品に仕上げた。相道寺焼の歴史や焼き上がるまでの工程についても学んだ。
楽しく和気あいあい作業 松川小3年生が稲刈り体験

 松川村農業委員会・村営農支援センターが主宰する安曇野まつかわ農業小学校(遠藤喜郎校長)の田んぼでこのほど、松川小学校3年生87人が稲刈りを行った。秋晴れの空の下、無農薬有機の田んぼで育てた古代米白毛モチの穂を手刈りした。
 1bほどに育った稲穂の根元を鎌でざくっざくっと軽快に刈り、そろえ、運ぶ作業を分担して行った。口々に「楽しい!」「気持ちいい!」と、手刈りならではの感触を味わった。虫を観察したり、仲間の両手に抱えきれないほどの束を積み上げたりと、和気あいあいと作業を進めた。農業委員会や農村リーダー会などから大勢が応援に駆けつけ、はぜ掛けの作業を手伝った。
真新しい庭に大きな声援 あすなろ保育園で運動会

 スポーツの秋を向かえ、大町市内の多くの保育園で運動会が開かれている。常盤清水のあすなろ保育園(中條薫園長・園児129人)ではこのほど、新築したばかりの真新しい園庭で、初めての運動会が盛大に開かれた。
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