2017年11月23日(木)付

保育園再編 議論の可能性も 大町市 定員割れや老朽化受

 平成29年度(4月1日現在)は、全8保育園総定員740人に対し入所園児数は442人にとどまり入所率は59・7%だ。18年度の入所園児数は675人で入所率は87・7%だった。10年間で園児数が233人減った計算だ。待機児童問題で揺れる都市部に対し、園児数の減少や各園定員の大幅割れに悩む地方。保育園問題は、都市と地方の社会構造の違いを象徴する一つの問題だ。
 市内保育園再編の動きでは、「もみのき」と「こぶし」を統廃合し平成23年4月に「くるみ」を新設している。市内保育園の維持管理運営費は、人件費を主に年間で約5億円。「かえで」は昭和51年に建設され、築41年と老朽化が進み耐震性能が危ぶまれている。現在、保護者や地域住民と意見交換を重ねている状況だ。
神城地震の記憶 将来へ 発生から3年 白馬で防災考えるシンポ

 平成26年に大北地域北部に大きな被害をもたらした神城断層地震から、22日で3年となった。県北アルプス地域振興局と白馬村は「神城断層地震から学ぶ防災シンポジウム」をウイング21で開催。村内外から約200人が訪れ、地域のコミュニティー『絆』を大切に、地震の記憶を生かし将来につなぐ地域の防災力の向上を考えた。
 NPO法人東京いのちのポータルサイト監事の中橋徹也さんが基調講演。地域防災力の向上に、マップづくりや災害時の協力を考える場づくりを勧めた。
小谷村世界へジャンプ 全日本コーチのスポンサーに

 小谷村は今シーズンから、同村出身で女子スキージャンプナショナルチームのチーフコーチ・鷲澤徹さん(43)のスポンサーとなる。今季は大町・白馬・小谷のスキー場で構成する「HAKUBA VALLEY」(白馬バレー)と小谷村の「otari snow resort」のロゴ入りワッペンのついた帽子が、世界大会や各種大会で着用される。競技場だけでなくメディアを通じて多くの人の目に留まることになり、ハクババレーや小谷村を世界に発信する広告効果が期待される。
古代の「火起こし」に挑戦 池田ふるさとチャレンジ

 池田町の小学4年生以上の子どもたちを対象にした新池田学問所「ふるさとチャレンジ塾」(町公民館・町社会福祉協議会主催)の第6回がこのほど、同館駐車場で開かれた。20人が参加し、古代着火式「まいぎり式火起こし」に挑戦した。
 舞いきり式の火起こし道具は、火きり弓(横木)やはずみ車を使って火きり棒(縦木)を回転させ、火きり板との間に摩擦を起こすことで火種を作る仕組み。同館の職員が実物をまねて手作りした。
昔ながらのしょうゆ搾り 松川小2年生仕込んだもろみで

 松川村の松川小学校(木下潤児校長)の2年生70人は21日、生活科の学習でしょうゆ搾りを行った。児童らが春に仕込んだもろみを搾り、出来たてのしょうゆを味わった。
 こうじ造りから搾りまでを手掛ける「手前しょうゆ造り師」の宮崎康英さん(53)=安曇野市穂高有明=が講師となり、昔ながらの道具を使ったしょうゆ搾りのやり方を実践しながら紹介した。お湯を加えて緩めたもろみを袋に入れ、「船」と呼ばれる搾り器の中に重ねて圧をかけると、しょうゆが流れ出た。
楽球会とTHクラブが優勝 大町早起き野球表彰式と納会

 大町市早起き野球連盟は18日、仁科町の俵屋飯店で平成29年度表彰式・納会を開いた。Aリーグ優勝の「楽球会」と、Bリーグ優勝の「THクラブ」への表彰が行われ、来場者は両チームの活躍をたたえながら親睦を深めた。
 ことしはAリーグ、Bリーグ合わせて7チームが参加。Aリーグは3勝1敗で楽球会が優勝。Bリーグは4勝1敗1分でTHクラブが優勝した。
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