2018年２月28日付

2018年２月28日(水)付

木崎湖で優美に一休み　大町北帰行コハクチョウ飛来

　大町市平の木崎湖にコハクチョウが飛来している。安曇野市内で越冬し、北帰行している途中とみられ、26日には12羽が確認された。優美なハクチョウの羽を休める姿が、観光客や住民の目を楽しませている。
　ハクチョウはシベリアから安曇野市に飛来し、犀川白鳥湖や御宝田遊水池で越冬したものの一部とみられる。木崎湖南端に張った氷の上で身を寄せ合って丸くなり、中には体温の低下を避けるためか、片足で氷上に立つ姿もあった。

大学スキー部が熱い戦い　白馬岩岳45回記念大会全国から2000人

　全国の大学生スキー部が一堂に会する「全国学生岩岳スキー大会」(大会長＝吉沢勇・白馬岩岳観光協会長）の基礎スキーの部が25日、白馬村の岩岳スキー場で開幕した。学生スキーファンが、日々練習し鍛錬する成果を発表し交流する場として毎年岩岳で実施し、ことしで45回の節目を迎えた。ことしは３月２日まで、男子１０８、女子79のサークルや同好会から総勢２０００人が参加。記念の大会を優勝で飾ろうと、例年以上の熱い戦いを繰り広げている。
　25日は全選手による入場行進が行われ、開会式が開かれた。選手を代表し北海道大学エレガントスキー部の諸我俊部長と、日本女子大学ベーシックスキークラブの宮里真季さんが「これまでご指導くださった方々、切磋琢磨しともに過ごしてきた仲間への感謝の気持ちを胸に、正々堂々と最後まで戦い抜くことを誓います」と力強い選手宣誓を行った。

幻想的な雪国の夜演出　おたりかまくらパーク３月まで

　小谷村の地域教育団体「おたり自然学校」(大日方冬樹代表)は、栂池スキー場近くのマレットゴルフ場を会場に３月末までの期間限定で「おたりかまくらパーク」をオープンしている。豊かな自然に囲まれた森の中に、スタッフ手づくりのかまくら15基が完成。同校が主催する雪国体験ツアーの参加者らが多数訪れ、豪雪地ならではの催しを楽しんでいる。
　同校を運営する大日方さんは、冬季は体験の利便性を高めるために、栂池地区に出張所を開設。外国人スキー客も多く訪れる立地であることから、スキー以外のアクティビティーで、小谷のありのままを楽しんでもらい、リピーター増加につなげようと企画した。
　ナイトツアーは大人（12歳以上）１０００円、小人５００円。午後７時半から午後８時半まで実施している。問い合わせは同校TEL０７０・４２８４・４３６４まで。

桑茶ベースにハーブの風味　池田町　ハーブセンターブレンドティー開発、ＰＲ

　池田町ハーブセンターは、特産の桑の葉と和洋のハーブを混ぜたブレンドティーを開発し、ＰＲしている。町地域おこし協力隊員らの協力で、薬膳効果のある桑の葉と風味豊かな数種類のハーブをブレンドした。
　ハーブセンターは、かつて町の主力産業であった養蚕の衰退に伴い不要となった桑畑を活用し、桑の葉を茶葉やパウダーとして商品化していたが、桑の青臭さが苦手な人でも飲みやすいようにと、桑茶ベースのブレンドハーブティーの開発を2年前に考案。ハーブを使った特産品開発に携わる地域おこし協力隊員の中平生恵さん（38）と鈴木俊輔さん（32）に依頼した。
　問い合わせはハーブセンターTEL0261-62-6200まで。

寒さに負けず熱戦交流　大町市常盤　卓球･ソフトバレー大会

　大町市常盤公民館は25日、恒例の卓球・ソフトバレーボール大会を大町南小学校体育館や公民館講堂を会場に開いた。市内各地から幅広い年齢層の50人近くが参加。寒気の残る中で、寒さに負けない熱戦が繰り広げられた。
　南小学校で行われたソフトバレーボールは4人制男女混合で、市内から9チームが参加。ブロック予選と決勝トーナメントで競った。息を合わせたプレーでボールをつなぎ、メンバーや他チームとの親睦を深めていった。

純度100％本物の味に感動　小谷小　地元産メープルシロップ作り

　小谷村の小谷小学校6年生児童はこのほど、学校の里山にあるイタヤカエデの木から採取した樹液でメープルシロップ作りに取り組んだ。手間ひまをかけ、さまざまな工程を経てようやく完成する苦労を体感した後、小谷産純度100％の本物の味に大きな感動の声を上げた。
　児童は本年度、総合的な学習の「小谷の特色を知る」授業の中で、村に自生する樹木からメープルシロップを作り、新たな特産品にする事業について学んできた。今月初旬には実際に学校の里山で樹液の採取を体験。今回は授業のまとめとして、森づくりコーディネーターの山口真保呂さんの指導で、採取した樹液を使ってメープルシロップをつくる工程を学んだ。

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