2018年3月22日(木)付

新年度 良く学び健康に 大北各地で進級・進学祝う祭事

 新学期が近づく春休み盛りの21日、子どもたちの進級・進学を祝い学業成就を祈る祭事が各地で行われた。新たな年度に、子どもたちが安全に過ごし多くを学べるよう、保護者や地域の住民たちが祈った。

 大町市平借馬の金山神社(羽田浩一宮司)では、学業成就祈願祭が行われた。借馬地区の現小学1年生から6年生までと、新1年生になる年長児34人が参拝。天神様の描かれた絵馬にそれぞれの目標を記し、かなうことを願って奉納した。


 松川村の有明山社(平林秀文宮司)では、新入学・新入園の子どもの安全と学業成就を祈願するランドセルの清払式が開かれた。大北各地や長野市、松本市から、新たに小学1年生や幼稚園児となる子どもたち14人が参拝。鈴の音でランドセルや通園かばんが清められ、柏手を打って玉串をささげた。
喜多郎さんに太鼓学ぶ 地元子ども連技術講習会

 大北地域に縁のある世界的なミュージシャンの喜多郎さんを講師に、地元の太鼓子ども連が指導を受ける技術講習会が21日、大町市文化会館で開かれた。大町流鏑馬太鼓と信州おたり太鼓の子ども連、保護者など約50人が参加。輪になって喜多郎さんを囲み、ともにばちを振るい鼓動を奏でた。
白馬のノウハウ北京五輪に 中国訪問団 ジャンプ場など視察

 中国の冬季スポーツ全般を統括する国家組織「中国国家体育総局冬季運動管理中心」の訪問団が20日、北京冬季オリンピック競技施設の視察のため長野県を訪れた。午前中は長野冬季五輪のアルペンスキー・ジャンプ競技が開催された白馬村で、下川正剛村長を表敬訪問し、白馬ジャンプ競技場などの競技施設を視察した。
ネパール豪雨災害支援形に 大町 「シェルパ」のレグミさん感謝

 大町市名店街のネパールレストラン「ヒマラヤンシェルパ」店長のレグミ・ナンダ・ラージョさんは、昨年8月に祖国のネパールなどを襲った豪雨災害に対する市民をはじめとした多くの支援に感謝している。同店に寄せられた募金などはネパール政府に届けられ、壊滅的な被害を受けたサントプルバスティ村の復興住宅建設費に充てられた。
「寒の戻り」雪景色

 「春分の日」の21日、本州の南岸付近に停滞した前線の影響で、大北地方は降雪に見舞われた。大町市内は午前9時ころから気温が下がり、正午ころにはマイナス1・1度に。近づく春を前にした「寒の戻り」に、田畑や集落が久々に白く染まった。
 寒気はここ2、3日をピークに、その後の気温は平年並か平年より高くなる見通しで、寒暖の変化が大きくなりそうだ。
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