2018年4月27日(金)付

「大町湧水」モンド最高金賞 芸術祭で配布今夏販売へ

 大町市の自然湧水をペットボトルに詰めた市企画のナチュラルミネラルウオーター「信濃大町湧水」(軟水)が、国際的な評価機関「モンドセレクション2018」で最高金賞を受賞した。市の水道水源から取水した水を原材料としていることから、市民が日頃口にしている水道水の良質さも合わせて評価されたことになる。市は本年度から商品として販売し、「水」を通じた大町の魅力を広く発信していく。
 最高金賞の受賞は、26日の定例記者会見で市が発表した。商品は、市が進める「信濃大町水ブランド戦略」の一環として昨年、3万6000本製造。6月から7月に開催した北アルプス国際芸術祭の「もてなし」として無料配布し、期間中にほとんど在庫がなくなるほど好評だった。市が企画し、非加熱除菌のペットボトル詰めを可能とする岐阜県の業者に製造を委託。事業費は約380万円だった。
料理研究家脇さん迎え 白馬花ごはん講習会5月に

 白馬村の女性有志でつくる「白馬Women's club」は料理研究家の脇雅世さんを迎え、5月7日に白馬五竜高山植物園エスカルプラザ、5月8日に白馬八方尾根スキー場北尾根高原テラスを会場に「花ごはん講習会」を開く。毎年恒例の「白馬Alps花三昧」に、花にちなんだ食事や飲料を提供しイベントを女性視点の”食”の切り口で、発信していく企画の一環。「まずは講習会で花ごはんの楽しみ方を知ってほしい」と広く参加を呼び掛けている。
 両会場とも午後1時開場、午後1時半開催。参加費は500円で事前予約は不要。北尾根テラスまでのリフト料金は八方尾根開発の協力により、窓口申請で無料となる。問い合わせは村観光局?0261-72-7100まで。
貴重な生物の生態学ぶ 小谷村天然記念物ギフチョウ観察

 小谷村の「おたりギフチョウ・ヒメギフチョウを守る会」と村教育委員会はこのほど、同村大網地区を会場に、村の天然記念物に指定されている、ギフチョウ・ヒメギフチョウの観察会を開いた。村内外から多くの幅広い世代が参加して、貴重な生物への保護意識を高めた。
 同村はギフチョウ・ヒメギフチョウの両種が分布境界線上に位置している、日本でも稀少な地域。チョウの生態に詳しい信州大学の中村寛志名誉教授と、村文化財保護委員で小谷のチョウに詳しい丸山潔さんがガイドを務め、習性や特徴、生態について説明を受けながら、里山の中をチョウを探しながら散策した。
風に大小31匹泳ぐ 池田マレット場にこいのぼり

 池田町のアルプス広場マレットゴルフ場に、色とりどりのこいのぼりがお目見えした。北アルプスを背景に大小31匹が風にのって泳ぎ、住民の目を楽しませている。
 町マレットゴルフ連盟(中島睦会長)が、会員や住民に季節の行事を楽しんでもらおうと、端午の節句(5月5日)に合わせて設置。高さ約10bの支柱に50bのロープをかけ、住民から寄せられたこいのぼりをつるした。
北ア映す水鏡に苗並ぶ 松川一足早く酒米の田植え

 松川村で26日、水稲の田植えが一足早く始まった。まるやま農産が北部地区の水田に酒米・美山錦を植え、北アルプスを映す水鏡に苗が整然と並んだ。
 JA大北などによると、ことしは温暖な天候の影響で、苗の成長が例年と比べて3〜5日ほど早く、農家が代掻きに追われているという。大北地域の田植えは5月上旬から中旬にかけてピークを迎えそうだ。
 同社では例年と比べ2日ほど早い田植えとなった。今シーズンは村内の水田40〜50fにコシヒカリやひとごこちなどを植える。強い稲に育ってほしいと、ローラーで踏みつけた苗を初めて取り入れた。
強豪集いラリー戦展開 大町初の全国スポレック大会

 屋内で行うテニスに似たニュースポーツ「スポレック」の全国大会「第3回ジャパンカップ全国団体選手権」(新潟県スポレック協会主催)がこのほど、大町市で初開催された。全国規模の募集で集まった約170人がハイレベルなラリー戦を展開。会場となった市運動公園総合体育館は熱気を帯びた。
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