2018年5月9日(水)付

人命救助技競う 北ア広域消防本部 県大会めざし20人

 消防の救助技術を競う「北アルプス広域消防本部消防救助技術大会」が9日、大町市の同本部で開かれた。同本部の隊員約20人が約1カ月間集中的に行ってきた訓練で鍛えた技術でロープ登はんや要救助者の救出などの種目に挑み、安全確実性や体力、スピードなどを競った。上位者は、来月16日に県消防学校で開かれる県大会に出場する。
渡部暁斗選手が年間MVP 全日本スキー連盟表彰式地元白馬でも喜びの声

 白馬村出身で平昌五輪銀メダルのノルディックスキー複合・渡部暁斗選手(29)=北野建設=は7日、全日本スキー連盟(SAJ)の年間表彰式・スノー・アワードで2017―18年シーズンの最優秀選手賞(MVP)に選出された。白馬村では地元選手の輝かしい栄光に、喜びの声が上がった。
夏目堅司選手に県栄誉賞 平昌パラ引退表明「後進を育成」

 平昌冬季パラリンピックに出場した、アルペンスキー男子座位の夏目堅司選手(44)=白馬村みそら野、RDS=は8日、県のスポーツ栄誉賞を受賞した。表彰式で「成績は振るわなかったが、やり切った思いはある」と振り返り、「地域の応援に支えられた」と感謝を述べた。今シーズンで現役を引退する考えを示し、「今後は後進の育成や若者の発掘に努めたい」と話した。
 県は世界最高峰の舞台に挑み県民に感動を与えたとして、平昌パラリンピックに出場した県関係選手12人を表彰。長野市のホテル国際21で表彰式を開き、阿部守一知事が各選手に賞状を贈った。夏目選手の同賞受賞は3回目。
大町側好調5000人増 立山黒部アルペンルート GWの入り込み状況全体は減

 立山黒部貫光は7日、大町と富山を結ぶ立山黒部アルペンルートの今年のゴールデンウイークの入り込み状況をまとめた。4月28日から5月6日までの9日間、大町側からと富山側からの入り込み合計は前年比97%(2500人減)の8万900人だった。富山側からの入り込みは7500人減と落ち込んだが、大町側の入り込みは5000人増と好調だった。
 ゴールデンウイーク期間中、大町側からの入り込みは前年比114%の4万800人、富山側からの入り込みは前年比84%の4万100人だった。
「神明宮木札」記念品に 池工生が協力

 大町市の山麓道中コースでは、池田工業高校の部活・建築工学部の生徒が、国宝・仁科神明宮をモチーフにした木札を参加者に配布した。ものづくりの知識と技術を生かし、平成11年の御遷宮で本殿改修に使われた木材の残りを加工、地元ならではの記念品を作り上げた。
 木札は神明宮を核としたまちづくりに取り組む宮本自治会の「大杉の会」が、参加者へのもてなしとして企画、池工に協力を求めた。同部の1年生から3年生まで7人が参加し、神社の視察などを通じてデザインを練り上げた。
 神社に残る「棟札」をモチーフに五角形に削り、屋根の木口(こぐち)に描かれた「三つ巴」をあしらった。100個一つ一つに手作業でやすりをかけ、ひもを結び付けた。
看板子ヤギ<Xタッフに 大町八坂「いろり屋やさか」に仲間入り

 大町市八坂大平の飲食店「いろり屋やさか」(市八坂ふるさと体験館、指定管理者=ピュアハウス)スタッフの新たな仲間に、2匹の子ヤギが加わった。店舗横の小屋から、訪れるお客さんに対し「メーメーメー」と歓迎のあいさつ。看板娘ならぬ「看板ヤギ」として話題を集めている。
 ピュアハウスの内山重喜社長(69)は、大糸タイムスの「子ヤギ譲ります」の記事を見て、スタッフとして迎え入れることを思い立った。「いずれは、施設周辺の草も食べてもらえるようになるかも」と今後の活躍に期待を寄せている。
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