2018年5月19日(土)付

「大町やまびこまつり」40回に 8月4日節目の開催記念缶バッジ制作へ

 大町市街地をおどり連が練り歩く夏の風物詩「大町やまびこまつり」が今年、40回の節目を迎える。8月4日の開催に向け実行委員会が18日、市役所で開かれ、節目を迎えるまつりを盛り上げようと、記念の缶バッジを制作する新たな試みを事業計画に盛り込むなど、地域を挙げた準備に取り掛かった。6月29日まで「おどり連」を募集している。
 缶バッジは5000個制作する予定で、踊り連の参加者全員にプレゼントする。今年の事業費は、市(450万円)や商店街連合会からの負担金、市内事業所からの寄付金などを収入に763万1000円を見込む。実行委は、市や連合自治会、商工会議所、観光協会など各種団体で構成する。
バレー中信大会へ熱戦 白馬で小学生ブロック大会

 第38回全日本バレーボール小学生大会の大北・安曇野・東筑ブロック大会がこのほど、白馬村の白馬北小学校体育館と白馬南小学校体育館を会場に開かれた。男子4チーム、女子7チームの小学生選手がエントリー。全国大会に向けた中信大会への出場権をかけ、熱戦を繰り広げた。
遊休不動産を観光資産に 小谷村が出資管理会社設立代表に野ア由紀子さん

 小谷村が出資し、村内の観光施設や空き家などの資産を取得管理する株式会社「おたりアセット」が設立された。社長に村長顧問の野ア由紀子さん(54)が就任。村と両輪で村内の遊休不動産を取得・集約し、資産として有効活用するための土台を担う。
 同社は4月24日に設立。資本金は1000万円で、村が全額出資。取締役に荻沢隆副村長が就いた。当面は廃業施設や空き地など遊休不動産から交渉に入っている。
 村内では高齢化や後継者がいないことで廃業する宿泊施設や、持ち主が管理しきれなくなった古民家などが多く課題となっている。同社でこれらを取得することで、乱開発や不動産投資を防いで村内の文化や資産が残ることを担保し、観光立村として有効活用するねらい。村では白馬乗鞍里見地区の再開発計画を視野に、これらの資産を活用する運営会社も設立する方針。これからも現地で営業を続ける人たちとも共に歩むとする。
「軍手ィ」で池田を盛り上げ 若者グループ信大生とコラボ

 池田町出身の若者らによる信州池田活性化プロジェクト「Maple Tree(メイプルツリー)」は、信州大学繊維学部の学生有志らによる「ハナサカ軍手ィプロジェクト」とコラボした「軍手ィ」を製作した。池田町をイメージした軍手で町を盛り上げようと、町内のイベントなどで販売している。
 軍手ィプロジェクトは、「冬を温かく、町を華やかに」という思いで、学生らが考案したデザインの軍手を県内の商店街やデパート、ネットなどで販売。その収益で「ちび軍手ィ」を製作し、県内の小学1年生に届けている。
 同プロジェクトの代表を務めていた同町出身の飯島悠大郎さんが、メイプルツリーのメンバーと同期だったことをきっかけに、コラボ軍手の企画が持ち上がった。
経営支援充実し地域振興 松川村商工会 総会で事業計画決定

 松川村商工会は15日、第57回通常総会を村商工会館で開いた。会員160人が出席し、経営支援の充実や組織強化、商工業と商工会を担う人材の育成、関係機関との連携強化などを基本方針とした本年度事業計画を決めた。
 内川輝雄会長が、「小規模事業者は、社会構造や経済環境に影響を受けて厳しい経営状況」とした上で、「個々の経営支援に今まで以上に取り組んでいき、行政や関係団体との連携を密にして、商業工業観光振興事業を通じて地域振興に取り組んでいく」と述べ、支援と協力を呼び掛けた。
キノコ収穫願いコマ打ち 大町八坂小4年生が体験

 大町市の八坂小学校(櫻井洋校長)4年生が17日、キノコのコマ打ち体験を行った。8人の児童が協力し合い、約50本の原木に植菌。豊かな収穫に願いを込めた。
 同校が長年続けている授業。ことしは、県北アルプス地域振興局林務課の成澤誠司さんが道具の使い方や注意点などを指導。ナラやサクラの原木にシイタケ、ナメコ、クリタケのコマを打ち込んだ。児童たちは、原木に20〜25a間隔で印をつけ、専用ドリルで穴を開けてコマを打ち込んでいた。
 学校近くの林中にホダ場があり、先輩たちが仕込んできたホダ木から収穫を体験する。今年は、学校敷地内の仮伏せ場にホダ木の一部を残し、観察も続ける予定だ。
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