2018年5月23日(水)付

農具川アヤメ祭り開幕大町 初日はWSにライブ演奏

 大町市の農具川河川敷で19日、初夏を彩る「農具川アヤメ祭り」が始まった。開幕に合わせ、信濃大町「まれびとの地」アーティスト・イン・レジデンスのイベントを同時開催、ワークショップやライブ演奏が行われた。
 「アヤメ祭り」の場所は神栄町から三日町にかけて、約1・5`の間の両岸。農具川環境美化委員会が植栽や手入れに取り組むアヤメ、アザレア(西洋ツツジ)が見頃を迎え、背景に残雪の北アルプスが広がる景色を楽しみに、散策や写真を撮影する人が数多く訪れている。会期は27日まで。
県外からも集結熱戦展開 白馬ソフトバレー大会に200人

 第24回白馬ソフトバレーボール春季大会が20日、同村ウィング21を会場に開かれた。地元白馬をはじめ大町市や松川村、池田町の他、愛知県や新潟県糸魚川市など県外からのチームの参加もあり、32チーム200人余りが白馬に集結。競技を通じ、爽やかな汗を流しながら交流を深めた。
 開会式で松川村の絆チームの内川春人さんが「大自然に囲まれた白馬でおいしい空気をいっぱい吸ってリフレッシュしつつ、楽しくプレーすることを誓います」と力強い選手宣誓を行い、競技がスタート。男女混合の4人制ルールで、予選リーグと決勝トーナメントを行い、熱戦を繰り広げた。
村の文化乾物の魅力紹介 しなの食大学小谷で開講

 県調理師会大北支部(岩井良三支部長)は22日、「しなの食大学」の本年度第1回を小谷村役場で開いた。統一テーマの「乾物」を題材に地域の食文化に触れ、衛生的で健康で豊かな食生活につなげる。
 大北各地から24人が受講した。小谷村の柳澤紘美栄養士が乾燥野菜について解説。村では寒さを生かし寒干し大根やナスなどを干す文化があるとし、乾燥させることでうま味や栄養が凝縮される―などと紹介した。実習では、切り干し大根や高野豆腐などを調理。乾燥させた素材ならではの味の引き出しを確かめた。
安曇野を丹念に描いた油絵 池田貝梅文平さん回顧展開催中

 池田町の文化振興に貢献した同町堀之内出身の貝梅文平さん(1937〜2014年)の「回顧展」が町内の安曇野東山包美術館で30日まで、創造館で6月8日まで開かれている。「創元会」への出品作含む遺作約90点を一堂に展示する。
 貝梅さんは病気のため大町高校(現・大町岳陽高校)を中退後、池田町の職員を経て、黒田精工に入社。短歌の会「原型」で短歌を学ぶ傍ら、同社の絵画クラブで本格的に絵を描き始め、洋画家の加藤寿太郎さんと吉原寿次さんに師事。黒田精工を退職後、創元会に入会し、退会後も油絵の制作を続けてきた。8年間の作品をまとめた歌集「聖母集」も出版している。
 展覧会は、今春、実家のアトリエが整理された際に大量の遺作が掘り起こされたことを機に、町観光協会の働きかけで実現した。
松川「山の日」に植樹祭 感謝を込めて森林保全

 松川村は19日、独自に制定した「山の日」(5月の第3土曜日)に合わせ、植樹祭を同村馬羅尾高原で開いた。村内の小学生や保護者ら約100人が、村木のアカマツや村花のレンゲツツジなどを植えて、森林の大切さを再確認していた。
 村植樹祭は、数十年にわたって続く村の伝統行事。平成23年の「山の日」制定を契機に、山に感謝し森林保全を考える機会となっている。今年は村有林0・5fに、クリやコナラ、ヤマモミジなど合わせて723株を植えた。
 参加者は五月晴れの青空の下、くわを手に定植作業に汗を流した。子どもたちが土にまみれながら、苗木の横に自分の名札を掲げ、満足げな笑顔を浮かべていた。
「春」各部門優秀賞決まる 雪形まつり小中学生ステージで表彰

 「第17回北アルプス雪形まつり」の「雪形ステージ」は19日、大町市文化会館で開かれ、市内の小中学生が「春」をテーマに制作した芸術作品の表彰が行われた。絵画219点、詩159点、俳句406点、短歌35点が集まり、各部門3点が優秀賞に選ばれた。
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