2018年6月2日(土)付

園児と住民協力し花植え 大町どんぐり保育園3世代交流

 大町市社山下のどんぐり保育園(中條きよみ園長)で5月31日、園児と地域の人による花植えが行われた。3世代交流事業「さわやか交流」として続けられ3年目。体操や歌、手遊びなどの園児の発表や、給食の会食会などで交流し、親睦を深めた。
 社地区社会福祉協議会と同地区高齢者団体、社公民館が合同で行い、年少.年長児29人と地域の人など14人が参加。JA大北社支所が「一支所一運動」の一環で土や花苗を提供し、植え込み指導などを行った。3世代が協力し合って花植えを楽しんだ。
唐松沢は氷河か観光に期待 白馬雪渓の調査団が初会合

 氷体が斜面に沿って流動する「氷河」と期待される白馬村の北アルプス唐松岳(標高2696b)の唐松沢雪渓の調査に向けて、調査団の初会合が1日、村役場で開かれた。本年度、具体的な調査に着手する。
 唐松沢は、唐松岳頂上から北東斜面の谷にある雪渓で、標高1700〜2300b付近に分布する。氷河と認定された鹿島槍ケ岳カクネ里と同じく背後の岸壁の高低差が高く、さらに谷が深く厚い積雪をためる地形となっている。奈良間団長は「氷河の地形と似た特徴を持っている。(登山道から)近く見やすい雪渓なので、新たな観光資源として最高ではないか」と話していた。
雪原のミズバショウ満喫 栂池自然園開園シーズン始まる

 小谷村の栂池自然園で1日、開園祭が開かれ、2018年グリーンシーズンの営業が本格的に始まった。例年より1週間ほど雪解けが早く園内の積雪は50aほどだが、訪れる人は「里山とは季節が逆行したかのような一面の銀世界はこの時期珍しい」と深く感動。本州で一番最後に咲くというミズバショウの群落も各所で観察できる。早朝からオープンを待ちかねた国内外の観光客らが多数来園し、大自然の織りなす冬と春が混在する湿原の景観を楽しんだ。
 開園祭には関係者30人余りが出席、ビジターセンター前で田中朝美斎主による厳粛な神事が執り行われた。参列者はシーズンの安全と、貴重な動植物が生息する園の環境保全、村夏季観光の一層の発展を祈願した。
新たな拠点で「晴れるや市」 池田「シェアベースにぎわい」オープン

 池田町二丁目に完成したまちなか活性化の新たな拠点施設「シェアベースにぎわい」が1日、オープンした。町商工会商業部会が買い物弱者への支援などとして取り組む、恒例の「晴れるや市」が施設内で初めて開かれ、買い物客など多くの来場者でにぎわった。
 施設を運営する「池田にぎわい創造社」代表取締役の茅野雅彦さんや、甕聖章町長らがテープカット。施設前に並んでいた来場者がオープンと同時になだれ込み、地元産の野菜や食料品、日用品など思い思いに買い物を楽しんでいた。
苗を手に「大きくなーれ」 松川小5年生雨の中で田植え

 松川村の松川小学校5年生82人は5月31日、校舎南側の田んぼで田植えを行った。総合的な学習の時間を使った米づくりの一環で、餅米の苗を手植えした。
 雨が降りしきる中、足袋を履いてグループごとに田んぼに入り、30a間隔のしるしに合わせて一本一本しっかりと植えていった。作業を見守る児童らは、「大きくなーれ」と大きな掛け声を送っていた。
明大生12人農業現場学ぶ 大北農推協白馬、松川でファームステイ

 明治大学農学部の学生が大北地域で農業を学ぶ「ファームステイ研修」で、受け入れ式が5月29日、大町市の県大町合同庁舎で開かれた。食料環境政策学科の2年生・12人が農家に泊まり込みながら農作業を体験し、地域の魅力や農業経営などに理解を深める。
 ファームステイは平成13年から行われ、大北地区農業振興推進協議会が、農村と都市との交流や農業の担い手育成につなげようと支援している。今年は松川村と白馬村の農家4軒が受け入れ先となり、学生が6月4日まで農村の暮らしを体験する。
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