2018年６月９日付

2018年６月９日(土)付

子供流鏑馬広く知って　若一王子神社名誉総代会　絵馬のレプリカ寄贈

　大町市の若一王子神社名誉総代会（相模一男会長）は8日、同神社に昨年末に奉納した子供流鏑馬特大絵馬のレプリカを大町市などに寄贈した。日本三大流鏑馬の一つに数えられ、地域の宝である同神社子供流鏑馬（県民俗文化財指定）の周知を通じた地域振興に願いを込めた。
　特大絵馬は神社拝殿前に設置されている。大きさは高さ約2・5㍍幅3㍍で、市内の画家・齋藤清さんが原画を担当した。

山麓ガイドの心得学ぶ　白馬　田中欣一さん講師に養成講座

　白馬村公民館は、生涯学習講座・はくば塾の一環で「山麓めぐりガイド養成講座」を開いている。開講した5日は、村内の観光関係者や歴史愛好家など22人が参加。民俗・日本思想史家の田中欣一さんを講師に、健康増進にも役立つ〝歩く観光〟の魅力を伝える、ガイドの心得について実地で学んだ。

元気に歩いて山登り　白馬幼稚園で地域遠足

　白馬村の信学会白馬幼稚園（中村豊園長）はこのほど、恒例の地域遠足を実施した。同村どんぐり村の入り口から白馬岩岳山頂周辺に至るトレッキングコースをクラスごとに散策。美しい自然に存分に親しみながら展望台をめざした。

色鮮やかバラと北ア共演　池田の愛好会　渋田見の園で祭り

　池田町の有志らでつくる「池田町バラ愛好会」はこのほど、「第7回バラ祭り」を渋田見のバラ園で開いた。爽やかな初夏の陽気の中、色鮮やかに咲き誇った芳しいバラが来場者を迎えた。
　訪れた人たちは、チップが敷き詰められた通路をゆっくりと散策し、色も香りも異なるバラ一株一株を観賞した。テントでは、ハーブティーや茶菓子が用意され、北アルプスの絶景を眺めながら、優雅なひとときを過ごしていた。会員らが、手作りで運営しているバラ園やバラの手入れなどについて、来場者と会話を弾ませていた。

喜怒哀楽「お顔」大にぎわい　大町　麻倉で個性豊かな作品展

　「お顔」をテーマにした美術展覧会「6月のお顔展」が、大町市堀六日町の麻倉で開かれている。公募で集まった絵画や立体など個性豊かな50点以上が〝顔合わせ〟。会場は喜怒哀楽の表情で大にぎわいだ。

夏山シーズン安全に　大町　針ノ木大雪渓で慎太郎祭

　大町市の夏山シーズンの訪れを告げる、第61回針ノ木岳慎太郎祭がこのほど、北アルプス針ノ木岳（標高2821㍍）へつながる針ノ木大雪渓で開かれた。県内外から登山愛好者ら約180人が訪れ、今シーズンの夏山の安全を祈り、山へ繰り出した。
　大町を拠点に日本の近代登山を切り開いた先駆者と言われる百瀬慎太郎の業績をたたえ、名を冠した開山祭。日本三大雪渓に数えられる会場での祭典では、関係者が神事で玉串をささげた。

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