2018年8月10日(金)付

自転車観光の誘致に力 大町市観光協市内30カ所にステーション

 大町市観光協会は市内の施設、店舗など30カ所にサイクリストが施設利用、休憩のできる場所としてサイクルステーションを設置した。近年増加している県内外のサイクリストが市内に足を運んでもらえるようサイクリングマップの作成やレンタサイクルの貸し出しにも取り組み、自転車を利用する観光客の誘致に努めている。
 自転車を置く木製のバイクラックと簡易工具や空気入れ、トイレの無料貸し出しを市内の観光施設や飲食店などで実施している。地域の元気と事業を支援する「長野県地域発元気づくり支援金」を活用した。
合宿の成果室内楽披露 白馬セミナーコンサート12日まで

 白馬村を会場に9日から12日まで、日本フィルハーモニー交響楽団のソロコンサートマスターの木野雅之さんが主宰する「白馬ミュージックセミナー記念コンサート2018」が開かれている。初日は八方尾根スキー場うさぎ平テラスで「セミナー受講生によるバイオリン・テラスコンサート」が開かれた。
 高原の風が吹き抜ける開放感あふれる野外ステージで、木野さんの教えを受けた受講生19人と木野さんがクラシックの名曲を次々と披露。観光客や地域住民らが多数訪れ、美しい音楽に包まれた極上のひとときを楽しんだ。
避難所の簡易トイレ提供 小谷村と2社災害時協定

 小谷村は9日、災害時の生活物資の供給と防災教育の支援について、発泡スチロール製品メーカーの興亜化成=山岸弘道社長、伊那市=と防災事業のHARIO=清水俊太郎代表、朝日村=と協定を締結した。災害発生時に避難所での生活を支える、発泡スチロール製マットや組み立て式トイレの供給などを受ける。県内自治体では15件目、大北では松川村に次いで2件目。
 協定は、避難所で有用な簡易トイレ「スチレット」や、寝床の下に敷いたり仕切りに使える発泡スチロール製マットなどの生活物資を、災害時に自治体に供給する。防災学習などのコーディネートも行う。
目標人口9000人に下方修正 池田町10年後「現実的な数字」に

 池田町は9日、総合戦略審議会の本年度第1回を町役場で開いた。町側は町民人口の現状と将来展望を示した人口ビジョンについて、2028年の人口目標を9000人と500人下方修正することを諮り、了承された。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が今年3月に発表した新たな将来推計人口を受け、見直した。
 社人研は町の28年の将来推計人口を10年の国勢調査から8639人としていたが、15年の調査に基づく新たな推計人口では8500人と算出。町は施策の展開により人口減少を抑え目標人口9500人を維持するとしていたが、見直しを迫られた。社会増や出生率増加率も「現実的な数字」を反映させた。
村伝統の安曇節で盆踊り 松川で14、15日イベント多彩

 松川村正調安曇節保存会(会長=平林秀夫副村長)は14日と15日の午後7〜9時、「大盆踊り会」をJR信濃松川駅前の安曇節会館(セピア安曇野)で開く。村伝統の民謡「正調安曇節」を踊り地域を盛り上げようと、広く参加を呼び掛けている。
 盆踊り会は安曇節の踊り手が年々減少する中、住民が帰省するお盆の時期に合わせ、地域の伝統に気軽に親しめる場を設けようと開催。安曇節の他、「信濃松川ふるさと音頭」や「お米ありがとう音頭」「炭坑節」など踊りの輪を広げる。
児童とお年寄り七夕楽しむ 大町市常盤ふれあいプラザ利用者交流

 大町市常盤のふれあいプラザで8日、月遅れの七夕にあわせた三世代交流・七夕の会が開かれた。同施設を利用する大町南小学校児童クラブ1年から4年の児童とデイサービスえくぼの利用者の約40人がお話会やゲームを通して交流した。
 児童たちは、おばあちゃんたちを拍手で出迎え、一緒に七夕のいわれなどを学んだ。施設職員から、大町市で七夕が月遅れになっている理由や中国の行事と日本の風習が合わさったものといわれていることなどを聞き、「願い事が叶えられるように1日1日がんばって」と呼び掛けられていた。ピーターラビットの絵本を人形劇にしたお話会を楽しみ、一列に並んだおばあちゃんたちとジャンケンをして勝ち抜いていく「一列ジャンケン」を楽しんだ。
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