2018年8月15日(水)付

高校生が守る地域の伝統 大町八坂でお盆ソフトボール大会

 大町市八坂地区の夏恒例・第67回お盆球技大会ソフトボールが14日、八坂運動場で開かれた。地区内の高校生でつくる八坂学友会が住民同士の交流の場として、70年にわたって受け継いできた地域の伝統だ。
 大会は昭和23年、高校生たちが戦後の地元を盛り上げようと学友会を立ち上げ、野球とバレーボールでスタートした。一時は人口の減少に伴って会員数も落ち込み、開催が困難となって中断。自治振興会が運営に協力して復活し、種目も誰もが親しめるソフトボールへと変更した。
夜空に咲く大輪3000発 池田松川光りの共演高瀬川花火大会

 池田町と松川村の夏の風物詩・高瀬川納涼大花火大会(池田・松川両ふるさとまつり実行委員会主催)が13日、高瀬川大橋河川敷で開かれた。尺玉やスターマインなど約3000発の花火が夜空を彩り、観光客や住民の目を楽しませた。
 ことしは両町村の合同開催となって22回目。中信地区随一の数を誇る63発の尺玉をはじめ、上空で滝のように広がる初めての「空中ナイアガラ」など多彩な花火が登場した。箕輪町「みのわ手筒会」の手筒花火がスタートを飾った。
白馬の天然素材で草木染め 杉本夫妻工房オープン体験教室も

 白馬村みそら野在住の杉本一剛さん・ちひろさん夫妻がこのほど、自宅に染工房「風染花」をオープンした。白馬山麓の四季折々の天然素材を染めた作品を普段使いで楽しむ≠コンセプトに、一点ものの作品の制作・販売を行っている。あわせて草木染めの体験教室を実施。雨の日でも楽しめるスポットとして、モノづくりの楽しさを発信していきたいとしている。
桑茶とあずきのアイスバー 池田新たなスイーツで町PR

 池田町の特産品を使った新たなスイーツ「桜仙峡あずき&桑抹茶くず餅バー」が完成した。桑茶入りのくず餅であずきを固めて凍らせた、夏らしい涼し気な一品だ。町内のシェアベースにぎわい(旧スペースゼロ)やハーブセンターで31日まで販売している。1個170円(税抜き)。数量限定。
 スイーツは町の桜仙峡あずき保存会と地域おこし協力隊が新たな名物で地域をPRしようと企画。町商工会の仲介で安曇野市の丸山菓子舗に開発・製造の協力を取りつけた。くず餅のもっちりとした食感に、あずきの控えめな甘みと桑茶のほろ苦さがマッチした、和風テイストに仕上がった。
農村文化布ぞうり作り 松川研友会女性有志が教室

 松川村研友会ぞうり部(佐藤節子代表)は7日、「夏休み布ぞうり体験教室」を村すずの音ホールで開いた。家族連れなど参加者5人が、わら工芸を起源とする農村文化を学んだ。
 布ぞうりはわらぞうりの技術を応用し、使い古した布を裂いて編み込む伝統工芸。村内の女性有志などでつくるぞうり部が、文化の継承を通じて仲間づくりや健康づくりを図ろうと、教室を開講している。
地域の固有種魅力知る 大町市平海ノ口公民館キザキマス釣りで納涼

 大町市平の海の口公民館は14日、納涼イベントを開き、地域の固有種「キザキマス」の釣り大会などを通じ、地域住民や帰省者合わせ約60人が世代を超えた交流を深めた。
 キザキマスはサクラマスの陸封型とされる木崎湖固有の魚。元県の水産試験場として使われていた木崎湖漁業協同組合の養殖場にキザキマスが放たれ、親子で釣竿をたらして釣果に期待。30〜40a近い大物も釣れた。
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