2018年8月25日(土)付

市内全域を展示エリアに 北ア芸術祭検討会議「オール大町」推進など要望

 大町市の北アルプス国際芸術祭基本計画策定検討会議は24日、2020年の次回開催に向けた意見書を、芸術祭実行委員長の牛越徹市長に提出した。市内全域を作品展示エリアに設定することや、市内循環バスの期間中無料化などを提案、初回以上の住民参加・協働を推進した「オール大町」の取り組みを求めた。
 同会議は、実行委や4人の公募ら委員22人で5月に発足、実行委総務部会長の鷲澤恒夫さん=大町商工会議所事務局長=が議長を務めた。意見書では、作品展示エリア設定の考えや事業費・資金計画、運営体制、食プロジェクトの考えなどを項目に、基本計画に生かす意見をまとめ重要性や優先度も定めた。
世界の強豪白馬の夜空舞う 25日までスキージャンプサマーGP

 世界トップジャンパーが集うスキージャンプの国際大会、「2018FIS(国際スキー連盟)サマーグランプリ(GP)ジャンプ白馬大会」が23日から25日まで、白馬村の白馬ジャンプ競技場ラージヒルで開催されている。初日23日には公式練習とクオリフィケーションラウンドが行われ、日本のトップ選手や世界の強豪がナイターで、白馬の夜空を舞った。
 入場料は当日1500円。中学生以下無料。問い合わせは白馬村スキークラブTEL0261-71-1170まで。
小・中教諭未就学児と交流 小谷保で実習現場の連携強化

 小谷村保育園で21日、「保・小・中合同研修会」が開かれた。本年度、小谷小学校・小谷中学校に新たに赴任した教諭10人が参加。保育実習を行い、就学前の幼児の発達や成長に理解を深めながら、幼児期からの教育現場の連携を強めた。
 教諭らは全クラスに数人で分かれ、保育士の補助をしながら集団遊びや製作活動、給食などで園児とふれあった。日頃接する機会が少ない、幼児期の子どもたちとのふれあいは教諭にとっても新鮮。「子どもたちにしなさい≠ニいう命令でなく、いいところを見せて≠ニいう、子どもの目線に立った接し方に学ぶものが大きい」などの感想が聞かれた。
てるてる坊主風雨にめげず 全国から1534点あすまで池田でアート展

 池田町のシンボルを芸術作品として飾る「第12回いけだまちてるてる坊主アート展」(実行委員会主催)は24日から26日まで、あづみ野池田クラフトパークで開かれている。全国から集まった個性豊かなてるてる坊主1534点が屋外に並び、来場者の目を楽しませている。
 アート展は、童謡「てるてる坊主」の作詞者で町内出身の浅原六朗(1895〜1977年)にちなんだイベントだ。今年は「一般」「子ども」「ファミリー」「グループ」「造書」の5部門で作品を公募。身近な素材を再利用したものや池田の名物をモチーフにしたものなどユニークな力作が寄せられた。
 初日は台風20号の影響で、雨と風に見舞われながらの展示。地元から参加した安曇養護学校の生徒や教職員が鑑賞に訪れ、「作品が風に乗って空を飛びそう」「てるてる坊主の力で晴れてほしい」などと話していた。
野生動物保護貢献に感謝状 環境省松川の茅野靖昌さん

 松川村鼠穴の茅野靖昌さん(71)はこのほど、長年にわたり県の鳥獣保護管理員を務め、野生生物の保護に貢献したとして環境省から感謝状を贈られた。「家族や関係者の協力と理解があって務められた。皆のおかげ」と控えめに喜びを話した。
 茅野さんは猟友会員としての知識などを評価され、平成14年からの保護員を委嘱されている。村内を毎月パトロールし、有害鳥獣や外来生物の監視、希少生物の発見などに尽力。野生動物の餌となるごみの不法投棄防止やクマ被害への注意など住民への啓発活動にも取り組んできた。
ゲートボール優勝競い熱戦 白馬シニアクラブ 40回節目の大会

 白馬村のシニアクラブ(下川辰男会長)は21日、同村北城地区いこいの杜ゲートボール場で恒例のゲートボール大会を開いた。会員の体力づくりと健康増進をはかり、会員相互の親睦と連帯感を深めようと毎年開催。今年は40回の節目を迎えた。40年の長きにわたり続けられ、平成最後の大会ともなる記念の大会を優勝で飾ろうと、例年以上に熱い戦いが繰り広げられ、大いに盛り上がった。
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